レトロニム

鎌倉幕府って、いま、1185年なのか!?
知らんかった……。

いいくにつくろう……じゃなくて、いいはこつくろう……。

歴史もかわるのね……。



んで、関係ありそでなさそな話なんですけど、
先日、ひょんなことから
「レトロニム」って言う単語を知りまして。


レトロニム(英語: retronym)あるいは再命名とは、ある言葉の意味が時代とともに拡張された、あるいは変化した場合に、古い意味の範囲を特定的に表すために後から考案された言葉のことを指す。

レトロニム一覧

wikipediaより





………なるほど。

あとから出てきた新製品なり概念に追いやられて、
昔の「当たり前」が「当たり前」じゃなくなった結果、
説明的な言葉をつけなきゃいけなくなったんだな。


で、このレトロニム。
なんとなく、「お、おう……」って衝撃が大きいやつと、
そうでもないやつがありますね。


個人的に衝撃がでかいやつ → 物理ボタン 固定電話  リアル店舗  回らない寿司  天然芝

そうでもないやつ → デーゲーム  アコースティックギター 可視光 布おむつ  手打ちそば


この違いがなにかというと、
元々の言葉(レトロニムになってないやつ)に
自分が馴染みがあるかどうか、だな。

別の概念が出てきて、既存概念を駆逐していく様子を
リアルタイムで見ていたやつは、
なんとなく衝撃が大きい。

逆に、初めて認識した時から、
既に新しいやつが存在していたものは、
レトロニムの方が当たり前になってて違和感がないんだな。


というと、現在当たり前として使っている言葉を
レトロニムにできるかどうかに、
何か新発想なり  ポイントがあるというのはものすごくよくわかる。

私はそういう「発想の転換」みたいなものが苦手だから、
そんなに簡単には思いつかないけど、

・集まる飲み会
・電話ができるスマホ
・消せないボールペン

あたりはもう既に、新発想が現実に出てきていて、
レトロニムとしての地位を確立しつつあるな……、
と感慨深いですね。


マラソン界隈でいうと、「グロスタイム」なんていうのは、
もしかしたらレトロニムなのかもしれない。

純粋な競技者のみが参加していた時代なら、
「タイム」といえば号砲からの測定に決まっていただろうし、
ネットとグロスについてこれだけ認知されるようになったのは、
市民ランナーが参加する大型大会の増加に伴って、
スタート地点まで十数分かかる、とかが一般化したからじゃないだろうか。

あ、そういえば、「市民ランナー」に対する
「シリアスランナー」「エリートランナー」なんてのもそうかも。

大阪マラソンでも、この度初採用となりますが、
今後「ウェーブスタート」が一般化してくれば、
それに対するレトロニム
「一斉スタート」なんてのも出てくるかもねぇ。


究極的なのはあれだな。

「走るマラソン」

とか言い出した暁には、けっこうビビるw


いつも応援いただきありがとうございます。
  





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No title

ノマドじゃないほうの・・・いや、なんでもないです。

Re: No title

>キクチさん

コメントありがとうございます!

ヒロシじゃないほうの手数が少なくて、このままじゃ判定負……いや、なんでもないです。


プロフィール

ちまき

Author:ちまき
 
全てネットタイムで記載  
フルPB: 3:23:XX(2018名古屋)
ハーフPB: 1:36:XX(2018枚方)
10kmPB: 44:3X(2018あざいお市)


走ったり殴ったりしています。



 

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