大山崎山荘美術館に行ってきた

大山崎山荘美術館に、モネを見に行ってきました。


いつも走っている街道沿いから、
ちょっと山の方に入って、ちょっと右にいく(雑な説明)と、
こんな木々が生い茂った小道が出てきます。

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ちなみに、左に行くと天下分け目の天王山に登れるらしい。
今度そっちも行こ。


で、そこをてくてくと上ると、
いい雰囲気のレストハウスとか出てきて、
背中に背負った荷物は身ぐるみここに置いておく必要があります。
(100円入れて後から帰ってくるロッカーあり)
(自販機やトイレ、テーブルや椅子もあってゆっくりできます)

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身軽になってさらに進むと、目的の美術館(山荘)。

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静かで大きな、でもいい具合に自然に放置された
庭園に囲まれてて、ほんと贅沢ないい場所でした。

あ、でもイノシシはいるっぽいです。

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注意ったってなぁ……。

昔、夜中に作業してて、ふと外に出たら、
目の前を、どどどどどーーーー!と
でかいイノシシが爆走してって
心底びっくりしたことがあるのです。

あんなやつに、注意ったってなぁ……。



まあいい。

美術館の入館料は大人1000円。
規模のわりには、ちょっと高めですね。

でも、その金額に見合う価値があるのは、
かの有名なモネの「睡蓮」が常設展示されているからです。

行った日の企画展は陶芸家のバーナード・リーチ
あまり陶芸には興味がなかったのですが、
ちゃんと観賞してみると、なるほど、
技法や全体の印象は日本的でありながら、
モチーフの選び方や、抽象化の仕方がちょこちょこ西洋風で、
和洋折衷具合が面白いなぁと思いました。

こちらは、近現代風の山荘に展示されてるのですが、
実際に使用されていたというだけあって、
とてもしっくりくるのです。


一方、モネを初めとする西洋画は、
コンクリでできた地下の展示エリアにあります。

雰囲気のある山荘と、この人工的な展示エリアとの対比がすごかった。

10枚ほどがゆったりと展示されている、
ごく小さな空間なのですが、
そのぶん、一枚一枚の絵に集中できて、
私はどちらかというと、収蔵数の多い大きな美術館よりも、
テーマや展示を絞った小さめの方が後々の印象に残るようです。


お目当てのモネは、4枚が展示されていました。

「睡蓮」が二枚。
落ち着いた彩色の小さめの一枚と、
それよりはるかにずっしりと暗い色合いの、大きな一枚。
同じモチーフでも、全く異なる二作品でした。

そして、それを挟むように、
生命力が吹き上がるような二枚。
(アイリスと、日本風太鼓橋)

圧巻だなぁ……という感想しか出てこなかったなぁ。

ぐるっと部屋を取り囲むように、
4つの作品が一目で飛び込んでくるような配置も、
静と動の対比も、
全部含めてこの場にあって完結している。


見に来てよかったし、
もっと早くに来ればよかった。

今度から、近くを走る時は、
あああそこにあの素敵な絵があるんだな、
となんとなく思うだろう。

個人的には、モネに相対するように展示されていた、
ポールシニャックも好きでした。
明るい色合いの、かわいらしい雰囲気の一枚。



そんなこんなで、建物とかいちいち見ていたら
あっという間に時間がたっていまして。

ついうっかり自分用おみやげもゲット。

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山荘はアサヒビールが所有しているので、
ビールの手ぬぐいも。

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家には、手ぬぐい1枚を入れられる額があって、
季節や気分によってたまに中身を変えているのですが、
夏場はビールでいくのだ。
これを見ながら一杯やるのだ。うふ。


美術館でしっとりしたわりには、
わきあがるアルコール欲で締める。


いつも応援いただきありがとうございます。
  

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走ったり殴ったりしています。



 

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