【富山マラソン2018】 レポ② 前半戦
書いてみたら、「楽しい富山マラソンレポ」というより、
ひたすら右往左往してる心象風景描写になったので、
それを前提にお読みくださいませ。(お役立ち情報なしお……)
今回は、ラップ詳細をのせる意味がないので、割愛しますが、
最初500mほどはややつまり気味だったものの、
Bブロックはさほど「渋滞」という感じはなく、
最初の1kmでキロ5分に乗せることができました。
ただ、道幅はそれほどなく、カーブも多いので、
前の人を抜かずについていく感じです。
その後、だんだんとばらけて自分のペースで走れるようになり、
2~14kmは、4'40/km±数秒のイーブンペースを維持。
体調面での不安は、ほとんど感じていませんでした。
今思うと、5km付近で、気温の割には汗が多いな、と思ったり、
(でもまぁ、暑がりだからそんなもんか、とスルー)
10km付近で手の指先がしびれるなー、と思ったり、
(でもまぁ、レース終盤ではよくなるしな、とスルー)
…………ん???あれ???
予兆、ありまくりやんけ!!
なんか、久々のレースの興奮(と、強力ロキソニン)で、
アタマふわっふわしてたんですが、
「ま、こんなもんか」って数回思った記憶があります。
今思うと、レース終盤になるやつに、10km地点でなってるんじゃ、
全然「こんなもん」じゃないわな!あほか!
その結果、やつはいきなりやってきましたね。
14-15kmにかけて、土手のようなところを走っている最中に、
ちかちかっと瞼の奥で赤い点滅が起こったかと思うと、
さあ~~~っと急激に視界が暗くなり、
「あ、やばい」
と感じたので、そのまま、左横の芝生に向かってコースアウト。
というか、ごろりんと転倒。
幸い、芝生だったので、肘を軽く打った程度ですみました。
コースのキワを走ってたのが不幸中の幸いでした。
当然のことながら、そんな異常なことするもんだから、
周囲のランナーさん数名が足を止めて、心配してくれますよね……。
これはねー、焦るよ。
超焦る。
大丈夫!ほんと、大丈夫なんで、先行ってください!!
私は休んでから考えますんで!!!
もう、よくわからんけど、全力で追い払いたいのだよ!
貧血は、やってきたのと同じく、わりとすぐにどっかいったので、
ほんともう、先に行っていただく!!いただく!!
このあたりにいるんだから、みんなそこそこまじめに練習して、
タイムも気にして走ってる方々でしょーが!
ほんっと申し訳ない!!
私はここに埋めてくれていいので、先行ってえええええ~~~!!
(以上、パニック時の心理描写)
という、具合悪いんだか元気なんだかよくわからん状態を見て、
ま、こいつそこそこ大丈夫そうだな、
と判断した親切なランナーさんたちがコースに戻られた後、
ようやく少し落ち着いて、
(さーて、どうすっかなー……)
って、なりますよね。
さすがに、さっきのやつがシャレにならんことは、
(学習能力低めの)私にもわかる……。
なんか、走れそうだけど、走っちゃいかん気がするぞ……。
進むとも止まるとも踏ん切りがつかずに、
続々と流れていくランナーを眺めている私の前を、
黄色い風船を筆頭に、巨大なスイミーの群れが通り過ぎました。
サブ3.5ペーサーと、そのご一行様だ……。
2km前後で抜いた覚えがあるけど、けっこうすぐに追いつかれるんだな。
たぶん、私は今日はサブ3.5はできないけど、
もうしばらくなら、ここについていけるかもな。
なんとなく、その大集団をきっかけに、レースに戻る気分になりました。
とはいえ、さっきみたいなことをこの集団の中でやらかしたら、
それこそヒンシュクものなので、
スイミー達が視界に入る100mほど後方を、そろそろついていくことに。
このまま、その景色が見たかった新湊大橋まで、
連れてってもらえないかな。
それまでに、その先どうするかの整理するから、
そこまで、連れてってもらえないかな。
今思うと、ペーサーについていくことが、安全策では決してないのですが、
自分で、先に進めむかどうかの判断に、もう自信を持てなくなっていて、
「何かについていきたい」と強く思いました。
でも、それが正常な状態でないことも、とてもよく分かっていました。
普段なら、集団で走るのは苦手なので、
ペーサーからはできるだけ距離を取りたいと思うはず。
でも、この時は、あと5kmだけ、橋の頂上までだけ、
連れてってくんないかな。
一緒に行かせてもらえないかな。
結果的には、橋の頂上まで、じわじわと距離を離されながらも、
かろうじて、黄色い風船を目の端にとらえ続け、
橋の頂上で、なんとなく満足して追うのをやめました。
大きな大きな弧を描くアプローチを登り切って、
曇っていたから、期待していたような立山連峰は見えなかったけど、
それでも目の前にさーっと広がった景色と、
風に吹かれた爽快感で、
(あ、今日はここまででいいわ)
と、ふっと腑に落ちました。
これ以上無理についていけば、きっとまただめになる。
でもここまでは来たかった。
ここまで来たから、もういい。
橋の頂上までたどりつけたことで、今日のレースへの未練は消え、
小さい点になったペーサーの風船と、
懸命に走るスイミー達を見送りました。
実はそもそも、ちょっと前から、ついていくことはできてなかったしね。
ここまで連れてきてくれてありがとう。
ばいばい。がんばってね。
(あ、そういえば、サブ3.5ペーサーは、前半はずっと4'50"/kmで進んでおり、橋へのアプローチを含む2kmはキロ6オーバーまでペースを落とし、前半の貯金をここできっちり清算してらっしゃいました。超計画的!)
(逆に言うと、キロ5以下で走れる人でも、橋への登り2km弱は、1分以上ペースが落ちるということですね。サブ3くらいの人達はどのくらいでのぼるんだろ?)
いつも応援いただきありがとうございます。
ひたすら右往左往してる心象風景描写になったので、
それを前提にお読みくださいませ。(お役立ち情報なしお……)
今回は、ラップ詳細をのせる意味がないので、割愛しますが、
最初500mほどはややつまり気味だったものの、
Bブロックはさほど「渋滞」という感じはなく、
最初の1kmでキロ5分に乗せることができました。
ただ、道幅はそれほどなく、カーブも多いので、
前の人を抜かずについていく感じです。
その後、だんだんとばらけて自分のペースで走れるようになり、
2~14kmは、4'40/km±数秒のイーブンペースを維持。
体調面での不安は、ほとんど感じていませんでした。
今思うと、5km付近で、気温の割には汗が多いな、と思ったり、
(でもまぁ、暑がりだからそんなもんか、とスルー)
10km付近で手の指先がしびれるなー、と思ったり、
(でもまぁ、レース終盤ではよくなるしな、とスルー)
…………ん???あれ???
予兆、ありまくりやんけ!!
なんか、久々のレースの興奮(と、強力ロキソニン)で、
アタマふわっふわしてたんですが、
「ま、こんなもんか」って数回思った記憶があります。
今思うと、レース終盤になるやつに、10km地点でなってるんじゃ、
全然「こんなもん」じゃないわな!あほか!
その結果、やつはいきなりやってきましたね。
14-15kmにかけて、土手のようなところを走っている最中に、
ちかちかっと瞼の奥で赤い点滅が起こったかと思うと、
さあ~~~っと急激に視界が暗くなり、
「あ、やばい」
と感じたので、そのまま、左横の芝生に向かってコースアウト。
というか、ごろりんと転倒。
幸い、芝生だったので、肘を軽く打った程度ですみました。
コースのキワを走ってたのが不幸中の幸いでした。
当然のことながら、そんな異常なことするもんだから、
周囲のランナーさん数名が足を止めて、心配してくれますよね……。
これはねー、焦るよ。
超焦る。
大丈夫!ほんと、大丈夫なんで、先行ってください!!
私は休んでから考えますんで!!!
もう、よくわからんけど、全力で追い払いたいのだよ!
貧血は、やってきたのと同じく、わりとすぐにどっかいったので、
ほんともう、先に行っていただく!!いただく!!
このあたりにいるんだから、みんなそこそこまじめに練習して、
タイムも気にして走ってる方々でしょーが!
ほんっと申し訳ない!!
私はここに埋めてくれていいので、先行ってえええええ~~~!!
(以上、パニック時の心理描写)
という、具合悪いんだか元気なんだかよくわからん状態を見て、
ま、こいつそこそこ大丈夫そうだな、
と判断した親切なランナーさんたちがコースに戻られた後、
ようやく少し落ち着いて、
(さーて、どうすっかなー……)
って、なりますよね。
さすがに、さっきのやつがシャレにならんことは、
(学習能力低めの)私にもわかる……。
なんか、走れそうだけど、走っちゃいかん気がするぞ……。
進むとも止まるとも踏ん切りがつかずに、
続々と流れていくランナーを眺めている私の前を、
黄色い風船を筆頭に、巨大なスイミーの群れが通り過ぎました。
サブ3.5ペーサーと、そのご一行様だ……。
2km前後で抜いた覚えがあるけど、けっこうすぐに追いつかれるんだな。
たぶん、私は今日はサブ3.5はできないけど、
もうしばらくなら、ここについていけるかもな。
なんとなく、その大集団をきっかけに、レースに戻る気分になりました。
とはいえ、さっきみたいなことをこの集団の中でやらかしたら、
それこそヒンシュクものなので、
スイミー達が視界に入る100mほど後方を、そろそろついていくことに。
このまま、その景色が見たかった新湊大橋まで、
連れてってもらえないかな。
それまでに、その先どうするかの整理するから、
そこまで、連れてってもらえないかな。
今思うと、ペーサーについていくことが、安全策では決してないのですが、
自分で、先に進めむかどうかの判断に、もう自信を持てなくなっていて、
「何かについていきたい」と強く思いました。
でも、それが正常な状態でないことも、とてもよく分かっていました。
普段なら、集団で走るのは苦手なので、
ペーサーからはできるだけ距離を取りたいと思うはず。
でも、この時は、あと5kmだけ、橋の頂上までだけ、
連れてってくんないかな。
一緒に行かせてもらえないかな。
結果的には、橋の頂上まで、じわじわと距離を離されながらも、
かろうじて、黄色い風船を目の端にとらえ続け、
橋の頂上で、なんとなく満足して追うのをやめました。
大きな大きな弧を描くアプローチを登り切って、
曇っていたから、期待していたような立山連峰は見えなかったけど、
それでも目の前にさーっと広がった景色と、
風に吹かれた爽快感で、
(あ、今日はここまででいいわ)
と、ふっと腑に落ちました。
これ以上無理についていけば、きっとまただめになる。
でもここまでは来たかった。
ここまで来たから、もういい。
橋の頂上までたどりつけたことで、今日のレースへの未練は消え、
小さい点になったペーサーの風船と、
懸命に走るスイミー達を見送りました。
実はそもそも、ちょっと前から、ついていくことはできてなかったしね。
ここまで連れてきてくれてありがとう。
ばいばい。がんばってね。
(あ、そういえば、サブ3.5ペーサーは、前半はずっと4'50"/kmで進んでおり、橋へのアプローチを含む2kmはキロ6オーバーまでペースを落とし、前半の貯金をここできっちり清算してらっしゃいました。超計画的!)
(逆に言うと、キロ5以下で走れる人でも、橋への登り2km弱は、1分以上ペースが落ちるということですね。サブ3くらいの人達はどのくらいでのぼるんだろ?)
いつも応援いただきありがとうございます。

