それは呪いか呪いか
ビールの話はまた後でするからね。
あと、タイトルは、のろい、まじない、ね。
お友達が皆無の超絶陰キャなので、
キラッキラの大都会で構っていただけそうな方に
暴投をかましてみました。
社交辞令、私の苦手な言葉です。
我が辞書に社交辞令という文字はない。
己の迂闊な発言を心底後悔するがいい。
したら、ここ2年ほどのこのご時世じゃないですか。
そして少しだけ、ほんの少しだけ、許されるかもしれない
って雰囲気がじわじわと広まってきた
ちょうどまさにこのタイミングにおいて、
みなさんなにかしらの「理由」を探していたんでしょうね。
それがなんだっていいの。
「なにか」でありさえすればいいの。
たとえ、関西から冷めたたこ焼きが来るでって言っても
きっとホイホイ入れ食いだったと思うよあの人たち。
みんな、ものすごく会いたかったんだよお互いに。
どの2人をとっても、どの3人をとっても、
どの全員をとっても、
きっとお互いにずっと会いたかったし、
直接話したかったんだなぁ、
ということが傍目にもびしばしと感じられる人たちの集まりは、
そこに冷めたたこ焼きがいてもいなくても挙動不審に右往左往してても
自然に組み込んでくださってめちゃくちゃ楽しかったんだけど、
それを享受できたのは、友達がいなくて社交辞令を弁えていない
冷めたたこ焼きの特権だからひみつだよ。
ああ友達がいなくてよかった!
ってか、あの人たち、全員関西にいたらいいのに!!(日本の中心大阪で叫ぶ)
きっと冷めたシュウマイも友達がいないんだ。知らんけど。
で、タイトルなんですけど。
冷めたたこ焼きが、もしかしたら会えるかなぁ、
ってひそかに思ってた人がいたんですよ。
暴投を受けとってくれた人を差し置いての言い草ですが。
でも、きっとお忙しそうだし、私生活も充実してそうだし、
冷めたたこ焼きを見物しに来る理由はひとかけらもねぇな、
と思ってたんだけれども、なぜかその場にいらっしゃって、
ああ会えてよかったなぁ、呪いが現実的になったなぁ、
と勝手に腑に落ちたわけです。
もう2年以上前になるか。
彼がかけた呪いがあるんですよね。
約束なんかじゃなくてね。
そんなめんどくさく暑苦しいもんじゃなくて。
勝手にこっちがそれをよすがに
何かをするための……きっかけ?手がかり?
何かしらの、よりどころ??
釣り針???
自分でもよくわからんそれを、
呪い(のろい)かな、呪い(まじない)かな、と思いながら
2年以上、頭の片隅に置いていたんだけれども。
さて、いろいろ片付いたな、と思った春に、
さて次どうするかな、と思った時に、
まあ、かかったおまじないにのってみるか、
と勝手に思ったのでそうすることにした。
4月は250km走って、
5月は300km走ってみた。
スピードや距離も増やしても
私の体は私の期待を裏切らなかった。
もちろんさぼり倒してるわけだから元通りになんか全くできないんですけども。
それでも。
すごいな。
ここ2年間は、できると思ってやったことが
できない経験しかしてこなかったのに。
短く見積もっても3年かかる。
その間に、また状況がかわって
結局、呪いが解かれることがないエンディングかもしれないけれど
少なくとも、今、よしやるか、っていうきっかけになるのは
とてもありがたい。
いいおまじないだ。