子宮筋腫摘出手術(開腹)の顛末 その5 [術後4~7日目(退院)]

以前の経緯はこちらから。

・その0 [概要]
・その1 [入院~手術]
・その2 [術後]
・その3 [術後1日目]
・その4 [術後2~3日目]


■入院6日目(術後4日目)

大幅回復の日。
朝起きた瞬間から、

(今日は元気だ……!)

と思う。

前日にようやく全ての管が取れ、
自由自在に寝返りもうてるようになったし
(腹筋が使えないので腕で補助が必要だが)
シャワーも浴びてすっきりしたので
(顔のぶつぶつは相変わらずだが)
各段に寝つきもよかったようだ。

一日中、本やら電子書籍を読んだり、
動画を見まくったり、
談話室に行って気分転換したり
前日とは比べ物にならないほど活動的に過ごす。

まだ痛み止めは必要だが、
お腹(どちらかというと外傷)の痛みさえ我慢すれば
病棟内での行動にほぼ制限はない。


ただ、夕食から常食(普通のご飯)になるが、
その前段階の全粥の段階から、
病院食の量が多くて食べきれない。

無理やり食べると胃腸が重苦しくなるので
ご飯はほぼ残しておかずのみ食べる状態。

普段であれば余裕で完食できる量なのに、
と不思議に思って回診の医師に相談したところ、
筋腫を摘出したことで
内臓の位置が動いている最中なので
違和感があるのかも、と言われた。

まあほっといたらそのうち落ち着くでしょうとのこと。

そういわれてみれば、何かを食べると
腸がめちゃくちゃグルグル動き出す。

(結局、この内臓の再配置には丸々二週間かかり、その間は量や肉類、油ものが食べられなかった)


談話室で読書など嗜む、の図。

16153507300.jpeg


小難しい本も持ってきていたが、
そんなものはさっぱり読む気にならず、
あほみたいなエッセイとジョジョの読破に励む。



■入院7日目(術後5日目)
■入院8日目(術後6日目)

かわりばえしないのでまとめていく。

ただただヒマ。

モバイルWiFiにタブレットも持ち込んでいるので、
ヒマつぶし道具は無限にあるとはいえ、
漫画を読むにしても、
動画を見るにしても限界がある。


観たもの@アマゾンプライム
・キャッツ
・インセプション
・昨日何食べた(正月特集版)
・ DESTINY 鎌倉ものがたり
・インターステラー
・男たちの挽歌
・検察側の罪人

読んだもの
・ジョジョの奇妙な冒険 1~2部
・岸部露伴は動かない
・マロニエ王国の7人の騎士
・大砲とスタンプ
・ド根性カエルの娘
・エッセイ3冊
・その他、kindle unlimitedでちょろちょろ


入院最終日には、本にも動画にも飽きてしまって
病院の下にご近所ランナーさんたちが来てくれるのを
心の支えに過ごす。
(休日だったのでみんな相手にしてくれた)

コロナのため病棟間の移動が制限されていて
端から端まで廊下を歩くしかすることがないので、
できるだけ動いた方がいいとは知りつつも
結局退院まであまり歩行はできなかった。

(看護師さんたちが忙しそうにバタバタしているので、あまり何往復もできる雰囲気ではなかった)


完全に個人の体感だが、
ギリギリで6日目、一般的に7日目には
退院は可能な気がするな。

とはいえ、大事をとって9日目までの
入院期間がとってあるんだろうけれど。

隣のベッドは腹腔鏡手術の人で、
私より1日術日が遅かったにもかかわらず、
私より2日早く退院していたので
とてもうらやましく思った。

人間、そうそう効率的にヒマはつぶせない。



■入院9日目(術後7日目)

ようやく待ちに待った退院だーーー!!!

午前中に検診を受け、
術後の生活の仕方や注意点の説明、
荷物の整理、会計などをやって
ようやく晴れて自由の身になる。

トータル9日間の入院、長かったぜ……。
(最後の2日のひまひま地獄の印象が強い)


9日ぶりに外の空気を吸った時は、
さすがにちょっと感慨深かった。

家から病院までは1.5kmほどなので、
荷物がすかすかのキャリーケースを
ゴロゴロひっぱって歩いて帰る。

お腹をかばいながら
ゆっくりゆっくり歩いたつもりだったが、
家に着く頃にははぁはぁするくらい疲れてびっくりする。

まあ入院中はほとんど歩いてないから仕方ないか。

家に帰って、
様子を見に来た母と近場で
テンションが上がりそうなご飯を食べたら
休み休み、荷物を片付けたり洗濯をしたりして
やることがあることのうれしさを噛み締める。

歩くのは予想以上に大変だったけれど、
とりあえず身の回りのことは自分でできそうなので
家に帰っても不便はなさそう。


明日からの自宅療養に向けて
この日はさっさと寝てしまう。

自分ちのベッドの寝心地が最高だった。

なんだかんだいって、
けっこうな手術だったわけだし、
それなりに不安もあったし
入院おつかれさま、自分。

がんばったね。

いつも応援いただきありがとうございます。
  



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手術

ちまきさん本当に大変でしたね。私の自宅は4階~5階なので家内が退院した時は大変でした。エレベーターがないのでリハビリ代わりに上り下りしていました。全快祝いにハワイ旅行と100万以上のバッグをプレゼントさせられました。私が26歳の時ビールス性肝炎で2か月間入院完治するまで10年掛かっています。親戚に医者が4人いますが東大の先生には薬はないと言われ食事療法で治しました。店屋物一切禁止、家内には頭が上がりません。36歳になってから体力の低下が気になり走り始めました.。36年半走っています。

No title

暇つぶし難しい(>_<)

緊急事態宣言で、めっちゃ休みだらけだったのだが、
本を読むのも動画見るのも毎日毎日無理!

自転車も毎日毎日は無理!

ほんと「い~~~~」ってなりました(笑)

けど、体、動かせないと自転車なんて乗れないから
もっとする事なくて困っただろうなと・・・

定年後が怖いです(^-^;


とりあえず、よく頑張った!
めっちゃ、えらい!

和牛は・・・

Re: 手術

>k.takaoさん

コメントありがとうございます!

階段の昇降は大変ですね!
私は2Fまでですみましたが、歩くよりも負荷が大きいので奥様大変だったと思います。
全快祝いがとてつもなくうらやましい……!(笑)

幸い食事制限などはないので、おいしいものを食べつつ、また走れるようになるまで回復を図ろうと思います。

奥様ともどもお元気にお過ごしくださいね。

Re: No title

>ちょーみんさん

コメントありがとうございます!

最初の数日はうれしいんですが、ずーっとだと飽きてきますよね。
趣味が多そうなちょーみんさんでさえ定年後が不安だったら、
大方の人は暇を持て余してしまうのでは……(^^;

褒めていただいたら満足したので、和牛はあきらめます(笑)

持っていく本

こんにちは。
あれこれ参考になります🙇
そう、時間をどうやって潰すかなあ、どんな本なら読めるだろうと選定に悩ましいです。やっぱり難しい仕事の本より、頭を使わないエッセイとかですよねー。

Re: 持っていく本

>あしばさん

コメントありがとうございます!

電子書籍もたくさん準備していたのですが、
やっぱり目が疲れてくると紙の本もあってよかったと思いました。

暇とはいえ、傷跡はじみじみ痛いので、
私は小難しい本は一切読む気にならなかったので、
どこからでも読み始められてどこでもやめられるような
エッセイや短編集が気軽でよかったですね~。

欲張ってもっていきすぎると、荷物が重くなって後で泣くんですけど(^^;
プロフィール

ちまき

Author:ちまき
 
全てネットタイムで記載  
フルPB: 3:23:XX(2018名古屋)
ハーフPB: 1:36:XX(2018枚方)
10kmPB: 44:3X(2018あざいお市)


走ったり殴ったりしています。



 

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