子宮筋腫摘出手術(開腹)の顛末 その1 [入院~手術]

長いので手書き日記から抜粋スタイルでいきます。
(それでも長いが)

・その0 概要  はこちらから。


■入院1日目(手術前日)

前日ぎりぎりまで引継ぎやら
前倒しにねばっていたため
ほっとしすぎてこのまま寝ていたい……。

が、病院に行くまでにやっときたいことが
いろいろあるので6時半ごろに
気合で起きて、外に出て小一時間走る。

天気が良くて気持ちいい。

今はそこそこ元気に走れてるけど、
これでしばらく走り納めかぁ……。感慨。


で、荷物の最終チェックをしたり、
部屋の掃除をしたりしたのち、
シャバの最後のご飯として
テンションの上がるモーニングを食べに行く。

ボリューミィな卵サンドがうまうまで
思い残すことはないぜ。
まあ明日の朝には下剤で排出されるが。


14時に病院に行き入院手続き。
病室は4人部屋の一角。

次々と人がやってきて、
婦人科の執刀医、薬剤師、麻酔科医師、
の順に流れるように術前説明を聞く。

コロナの影響で無理な場合は
同伴者不要、と言われたので、
あまり丈夫ではない母に負担をかけるのを避けるべく、
この日は付添人はなしで一人ですべて済ますが、
本人は朝からそのへんを走り回れるほど
ぴんぴんしているわけで、なんの問題もない。

医師がつかまらないと時間がかかることも
あるようだが、私の場合は待ち時間もなく
非常にスムーズにすすみ、
17時ごろにはすっかり暇になる。


この日は夕食抜きなので、
本当にやることがないのだ。

とはいえ、降ってわいた空白時間がうれしくて、
ちょっとしたバカンス気分で
本を読んだりだらだらSNSを見たり
のんびり楽しく過ごす。


朝ごはんが重たくて、
お昼を抜いてしまったので、
お腹がすいて翌朝までに
飲むように言われたOS-1を
がぶがぶ飲んでいたところ、
「がんばって飲んでくださいね」と言われた1Lが
早々になくなってしまって困惑する。
(私はOS-1の味がけっこう好きだ)

わざわざ別病棟まで買いに行くのも面倒だし、
あとは水でいいか。


22時に消灯。
いきなり前触れなく明かりが消えるのでビビる。
(ちなみに、起床時は6時にいきなり電気がつくのでこれまだビビる)

なんだかんだ朝から動いているので
疲れていたらしく、よく寝た。




■入院2日目(手術前当日)

手術は13時予定。

ということで、朝食・昼食ともに抜き。

前日の朝から食べていないので、
めちゃくちゃお腹がすく。
(ちなみに手術後もしばらく食べられないので、いつまでお腹からっぽなんだ……)


10時以降は飲み物も×。
とはいえ、すでに朝のチェックの時点で
OS-1は枯渇している。

……ちょっとつらたん。(自業自得)


当日は看護師さんに熱と血圧を測られる程度で
なにもすることがないので
引き続きのんびりまったりベッドの上で過ごす。


あ、8時頃に浣腸があったな。

ネット情報では、

「出したものを看護師さんに確認してもらわねばならない」

という情報もあったが、特に何も言われず
ひとりでトイレで脂汗流して終了。


12時になったら術衣、紙パンツ、着圧ソックスを着用。

この状態であと一時間まったりか~♪
よっしゃここからテンション整えていきますかい

とベッドでごろごろ精神統一していると、
看護師さんが慌ててやってきて、

「今からすぐ手術室行きます!」

と言われたのでビビる。


私の精神統一がああああぁ……。

(ちなみに、母も余裕をもって病院に到着したと思いきや、手術室にてくてく移動していく私とばったり会ったのでビビったそうだ)


あ、手術室には心もとない術衣
(下は紙パンツ一丁)で、
公衆の面前を歩いていく。

ノーブラなので、なんとなく猫背。


途中で、待合室の前を通るので、
付添人(母)と一瞬会える。


「例のやつ、頼むな!」


とダメ押しで念押しして
バイバイする。
(例のやつ、についてはまた後日)


ちなみに、母からは


「よく寝といでー」


と言われた。

おう、よく寝てくるぜw


手術室の前で、
氏名生年月日と術式内容を
口頭で言わされて、
頭に帽子をかぶせられて
手術台の上へ自分で上がる。

手術室の雰囲気は、ステンレスの器具が目立って
全体的に洗浄室っぽかったかな。


ちなみに手術台、
横幅は狭くてギリギリだが、
縦には長い。

(190cmでもいけそう)

(いらない情報)

(逆に、ふくよかなタイプはつらそう)

(いらない情報)


手術台の横のでかいモニターには、
や見慣れた巨大筋腫のMRIがどどんと映し出され、
その前で手術チームの先生方が
腕組みして何やら雑談中。

あれ?
あの、医療ドラマでよく見る
両手上げながらBGM付きで入場してくるやつは、
いつやるんだ……???
(たぶんやらない)


ちなみに、この時点で私はまだマスクをしているのだが、
いつマスクをとるかで
看護師さん達がちょっともめる。

結局、酸素マスクのぎりぎりまでつけてましょうね、
ということで落ち着く。


そう、全身麻酔の前に、
まずは狭い手術台の上で
エビみたいに丸まって、
硬膜外麻酔をするのだ。

まだ私の意識はありまくりなので、
この硬膜外麻酔(背中にぶっ刺す)が
痛かったらいやだな、と思い、
めちゃくちゃ調べていたのだ。

結論としては、表面麻酔がちくっとする程度で、
あとは硬膜に針が入った衝撃で
うぐっ!とはなるが、別に痛くはない。

よかった。
これでもう、目覚めるまで痛い処置はない。

(注:私は鈍痛にはおそらく常人より耐性があるのですが、注射とか打撃とか、直接的な痛みにはビビり倒す性質です)

(注射はまぁ……さすがに我慢するけどさ)


背中に針が無事入ったら、
仰向けになって、
術衣をひっぺがされて、
いざまな板の上の鯉に。

酸素マスクを装着し、

「ではいまから麻酔入れますね~」

の声の後、

「1……2……はい落ちた~」

となるのかと思いきや、
点滴で麻酔入れてるので、

「…………」

十数秒の空白期間がある。

いつ落ちるんだ????まだか???

と思い始めたあたりで、
ぼやっと視界がゆがんではい落ちたー。


意外と麻酔時間かかるな(10秒先は余裕だったぜ)、

が最後の鮮明な記憶だった。


いつも応援いただきありがとうございます。
  


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非公開コメント

腫瘍摘出実況中継の最中ですが、
私もパンダ鍋手に入れました!
色々と高額で売買されていまし
たが多分定価でゲット(ˊo̴̶̷̤ ̫ o̴̶̷̤ˋ)♡
明日は鼻から蒸気だすぜ𓈒𓂂𓏸

早速のレポ興味深く拝読しました!
十秒の壁を超えたランナーカッコイイ!

麻酔でぐぐったら意識と記憶と痛みと筋肉と
それぞれ効き方が同じとは限らんそうですね。

Re: タイトルなし

>鍵コメント様

それは……大いにありうる可能性だと思います!

Re: タイトルなし

>まるひさん

コメントありがとうございます!

パンダ鍋!!!(笑)
まさか他にも入手された方がいらっしゃるとは!

共に鼻から蒸気を噴出させましょう!

Re: タイトルなし

>でのじさん

コメントありがとうございます!

おお、効き方の違いまでは残念ながら把握することはできませんでした。
が、目覚めた時の視覚と言語記憶(?)は大いに差があったようです。

不思議ですねぇ……。
プロフィール

ちまき

Author:ちまき
 
全てネットタイムで記載  
フルPB: 3:23:XX(2018名古屋)
ハーフPB: 1:36:XX(2018枚方)
10kmPB: 44:3X(2018あざいお市)


走ったり殴ったりしています。



 

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