まさしげ
少し前の週末、飽きもせずに
一人で飲んでいたわけですよ。
21時過ぎともあってカウンターは疎。
てか、8席くらいあるけど、
私の他には1組のご夫婦しかいらっしゃらず。
以前から気になっていて、
初めてはいったお店だったので、
カウンターの中から相手してくれた
金髪のにーちゃんとたまに雑談などしながら、
物珍しくきょろきょろしていたのですが、
ふと斜め前を見ると、
スタバのプラカップが10個くらいずらっと並んでいて、
なにやら球根が水耕栽培されていたのです。
(1つだけひょろひょろ~っと20cmくらいの芽がのびているのですが、あとは音沙汰なし。がんばれ。)
私 「これは何を育てていらっしゃるん?」
金髪にーちゃん 「アボカドっす!」
(ほお、アボカド……)
(アボカドって水耕栽培できるんだっけか?……まあいいや)
んで、その1つだけすくすく育っているアボカドに、
「まさしげ♡」
と名札がはってありまして。
その隣は「たかはる☆」。
そのまた隣は「のりむら」。
ちょうど店内には、金髪にーちゃんも含めて
男性店員さんが3名いたので
(所有者(育ての親)の名前なのかなー……どなたも日本男児っぽいお名前でいいのぅ……)
とつらつら思っていたのですが。
金髪にーちゃん 「アボカドって、クスノキ科らしいんですよ!なんで、まさしげwww」
私 「あーなるほどw」
クスノキといやあ、まさしげだよね。
わかるわかるー。
………いや、ちょっと待て。
そのルールでいくと、このアボカドたちの名前は
店員さんのお名前じゃあないじゃないか。
そもそも目の前の金髪にーちゃんの名札には「しょうた」って書いてあるしな。
私は浅学なので、「まさしげ」以外は
まったくもってピンとこないが、
なにやらとってもイヤな予感がするぞ……。
私 「なんかイヤな予感がするんやけど(←遠慮なく言うスタイル)、『たかはる』ってなに?」
金髪にーちゃん 「後醍醐天皇っす!諱、たかはるっす!w」
(いや、じゃあ素直に「ごだいご」って書けや。なんでわざわざ諱をチョイスするねん)
(インテリマウンティングのにおいがぷんぷんするぜぇ……っ!!)
私 「………のりむらは?」
金髪にーちゃん 「赤松則村っすね!」
(いやいや、端的に、だれやねん……)
どうやら命名ルールは鎌倉→南北朝縛りっぽいけど、
それなら「たかうじ」とか「よしさだ」でええやんけ。
百歩譲って「まさつら」くらいなら
海より広い仏の心で許さんでもないが、
(注:本日の私の「ぜったいにじぶんを譲らず劣勢でもどこか爪痕残そうとする」ポイントはこちらです)
まさしげからの飛躍がすげぇわ。
なんていうの?
ダイレクトに、思いやりが、足りない。
私 「名前のチョイスに思いやりがない(←遠慮なく言うスタイル)」
金髪にーちゃん 「いけますって!こないだお客さんと盛り上がりましたって!」
そんな客はいねぇ!と思ったが、いるのか……。
インテリジェンスに満ち溢れたお客様が。
いや、お客さんはいい。
そりゃー中には日本史に造詣が深い
素敵な大人もいらっしゃるだろう。
そもそも太平記を履修してればなんとかなるのかもしれんし……でも、全50巻くらいなかったっけ……??
問題は、おまえだ、しょうた。
そのド金髪おしゃれパーマ今時口調のうぇいうぇい感でもって、
なんでそんな奇妙な知識を持っているんだ。
違和感バリバリだったので
ちょっと突っ込んで聞いてみたところ、
(ひさびさの!)文学部は歴史学科で、
あまつさえ某仏教系大学の出身とのことで、
最近ハマり気味の寺や仏像にもふつーについてくる。
むしろ私よりはるかに詳しい。
今のところ、文学部男子のくせもの感はまぁまぁ打率高い……というか体感10割だな……。
日本酒にもめちゃくちゃ詳しいし、
ジャンプサンデーマガジンも多世代にわたっていける。
あとなんだっけ?
とにかく、まぁまぁなんでもついてくる。
多才すぎるぞ、しょうた君……。
(あと、このお店は、店員さん全体が微妙におかしくて、空海がどうのこうの話(マイブーム)をしていたところ、背後を通った別の店員さんが「司馬良太良の「空海の風景」は読了済で、満濃池が一望できるスポットを探しまわったことがある」としれっと入ってきて普通にビビったし、酒の絞り方については私はまじめに勉強すべき)
非常に楽しいお店だったので、
ささっとつまんで一杯、のはずが、
話のおもしろさとお酒のラインナップの素敵さに、
うっかり2時間以上滞在する羽目になりましたが、
また(状況が許せば)行きたいなぁ……。
うまうま。




しまった、まさしげ撮るの忘れた……。
いつも応援いただきありがとうございます。
一人で飲んでいたわけですよ。
21時過ぎともあってカウンターは疎。
てか、8席くらいあるけど、
私の他には1組のご夫婦しかいらっしゃらず。
以前から気になっていて、
初めてはいったお店だったので、
カウンターの中から相手してくれた
金髪のにーちゃんとたまに雑談などしながら、
物珍しくきょろきょろしていたのですが、
ふと斜め前を見ると、
スタバのプラカップが10個くらいずらっと並んでいて、
なにやら球根が水耕栽培されていたのです。
(1つだけひょろひょろ~っと20cmくらいの芽がのびているのですが、あとは音沙汰なし。がんばれ。)
私 「これは何を育てていらっしゃるん?」
金髪にーちゃん 「アボカドっす!」
(ほお、アボカド……)
(アボカドって水耕栽培できるんだっけか?……まあいいや)
んで、その1つだけすくすく育っているアボカドに、
「まさしげ♡」
と名札がはってありまして。
その隣は「たかはる☆」。
そのまた隣は「のりむら」。
ちょうど店内には、金髪にーちゃんも含めて
男性店員さんが3名いたので
(所有者(育ての親)の名前なのかなー……どなたも日本男児っぽいお名前でいいのぅ……)
とつらつら思っていたのですが。
金髪にーちゃん 「アボカドって、クスノキ科らしいんですよ!なんで、まさしげwww」
私 「あーなるほどw」
クスノキといやあ、まさしげだよね。
わかるわかるー。
………いや、ちょっと待て。
そのルールでいくと、このアボカドたちの名前は
店員さんのお名前じゃあないじゃないか。
私は浅学なので、「まさしげ」以外は
まったくもってピンとこないが、
なにやらとってもイヤな予感がするぞ……。
私 「なんかイヤな予感がするんやけど(←遠慮なく言うスタイル)、『たかはる』ってなに?」
金髪にーちゃん 「後醍醐天皇っす!諱、たかはるっす!w」
(いや、じゃあ素直に「ごだいご」って書けや。なんでわざわざ諱をチョイスするねん)
(インテリマウンティングのにおいがぷんぷんするぜぇ……っ!!)
私 「………のりむらは?」
金髪にーちゃん 「赤松則村っすね!」
(いやいや、端的に、だれやねん……)
どうやら命名ルールは鎌倉→南北朝縛りっぽいけど、
それなら「たかうじ」とか「よしさだ」でええやんけ。
百歩譲って「まさつら」くらいなら
海より広い仏の心で許さんでもないが、
まさしげからの飛躍がすげぇわ。
なんていうの?
ダイレクトに、思いやりが、足りない。
私 「名前のチョイスに思いやりがない(←遠慮なく言うスタイル)」
金髪にーちゃん 「いけますって!こないだお客さんと盛り上がりましたって!」
そんな客はいねぇ!と思ったが、いるのか……。
インテリジェンスに満ち溢れたお客様が。
いや、お客さんはいい。
そりゃー中には日本史に造詣が深い
素敵な大人もいらっしゃるだろう。
問題は、おまえだ、しょうた。
そのド金髪おしゃれパーマ今時口調のうぇいうぇい感でもって、
なんでそんな奇妙な知識を持っているんだ。
違和感バリバリだったので
ちょっと突っ込んで聞いてみたところ、
(ひさびさの!)文学部は歴史学科で、
あまつさえ某仏教系大学の出身とのことで、
最近ハマり気味の寺や仏像にもふつーについてくる。
むしろ私よりはるかに詳しい。
日本酒にもめちゃくちゃ詳しいし、
ジャンプサンデーマガジンも多世代にわたっていける。
あとなんだっけ?
とにかく、まぁまぁなんでもついてくる。
多才すぎるぞ、しょうた君……。
(あと、このお店は、店員さん全体が微妙におかしくて、空海がどうのこうの話(マイブーム)をしていたところ、背後を通った別の店員さんが「司馬良太良の「空海の風景」は読了済で、満濃池が一望できるスポットを探しまわったことがある」としれっと入ってきて普通にビビったし、酒の絞り方については私はまじめに勉強すべき)
非常に楽しいお店だったので、
ささっとつまんで一杯、のはずが、
話のおもしろさとお酒のラインナップの素敵さに、
うっかり2時間以上滞在する羽目になりましたが、
また(状況が許せば)行きたいなぁ……。
うまうま。




しまった、まさしげ撮るの忘れた……。
いつも応援いただきありがとうございます。

