文化レベルが問われる菓子
人間には二種類の人間がいる。
カヌレを知っている人間と、
カヌレを知らない人間だ。
(これをお読みの男性陣の半数以上が「カヌレ」をググりたい欲求にかられているかと思いますが、その時点ですでにあなたは「カヌレを知らない人間」に分類されているので、安心して読み進めてください)
(女性は大半「カヌレを知っている人間」だと思うので、主には男性陣がターゲットですね)
いやね。
先日、ふとしたことからカヌレを差し上げた人から、
(カヌレとは言わずに単なるお菓子として渡した)
「カヌレおいしかったです!」
とお礼の言葉がやってきたので、
(いや……なんとなく、なんとなく決めつけて申し訳ないが、あなたの人生経験においてこれまで「カヌレ」という存在には触れる機会がなかったように思う……)
という強烈な違和感を感じた次第です。
おまえは、カヌレを知らないはずだ(断定)。
私の中では、あれは何か得体のしれない洋菓子、
として消費されたはずなんだ。
なのに、なぜ、カヌレ……。
「よくカヌレ知ってましたね」
と(まぁまぁ失礼なコメントを)返したところ、
「箱のふにゃふにゃした文字を解読したので!」
という純粋無垢な回答が返ってきたので、
(やっぱり知らなかったか……!w)
(自分が食べているものが何なのか気になって、ふにゃふにゃした文字の解読に挑んだんだな……)
と、己の自分の人を見る目に大いに自信をもった。
やはり違和感は重要だ。違和感は。
このカヌレ知ってる知らない判別能力を
他の人でも試してみたいなー、
と周囲を見回してみたところ、
ちょうど無駄話をしていた
後輩君とクワガタマニア氏が目に入ったので、
(これらもカヌレを知らない種類の人間に違いない……(確信))
とドキドキしながら問うてみると、
案の定、2人とも知らない。
(知ったかぶりたいお年頃の後輩君が、「哲学者でしたっけ!?」と口走っていたのがハイライトです)
(まあ、いそうな名前ではある)
その直後、うちの職場の文化レベルの向上を
一手に担っているバイオリニスト君がやってきたので、
(これは……確実に知っている人間……!!(確信))
ととっつかまえてみると、
なんの躊躇いもなく、さらりと
「フランスの焼き菓子ですね」
との満額回答。
さすがである。
それを見て、全力でうらやましがる後輩君。
(「僕も!それが言いたいです!!!」と騒ぐ)
(知らんがなw)
(「どうしてもリベンジしたい!」とうるさかったので、「では、ビューラーを知っているか?」と問うてみたところ、満面の笑顔で「ふらんすのやきがし……」と言いはじめたので、以後全スルーすることにしました)
(100%それ言いたいだけやんけ)
というわけで、
カヌレでひとしきり騒いでいたわけですが、
日本国内ではメジャーではないし、
みんなが好んで食べるわけでもない
洋菓子の中でも特殊な位置づけのカヌレを
知っている男性、というのは、
やはりかなり博識 or 文化レベルが高めな
気がするんですよね。
少なくとも、私の身の回りにはあまり存在しない。
なんか女性に人気のお菓子や小物など、
さらりと気の利いたものをプレゼントしてくれそうな印象だし、
適度におしゃれなお店とか知ってそうで、あこがれる。
(実際、バイオリニスト君は控えめだけどキラリと光るおしゃれ男子です)
(カヌレを知らないは知らないで、余計なものに惑わされずにとりあえず元気よく育ってそうで、それはそれで好感が持てる(フォロー))
そういや、今思い出したんですが、
あの日、ふとしたことから、その場にいたもう1人にも
同じカヌレを押し付けたのですが、
十中八九、
得体のしれない茶色い菓子として消費されただろうな……。
いつも応援いただきありがとうございます。
カヌレを知っている人間と、
カヌレを知らない人間だ。
(これをお読みの男性陣の半数以上が「カヌレ」をググりたい欲求にかられているかと思いますが、その時点ですでにあなたは「カヌレを知らない人間」に分類されているので、安心して読み進めてください)
(女性は大半「カヌレを知っている人間」だと思うので、主には男性陣がターゲットですね)
いやね。
先日、ふとしたことからカヌレを差し上げた人から、
(カヌレとは言わずに単なるお菓子として渡した)
「カヌレおいしかったです!」
とお礼の言葉がやってきたので、
(いや……なんとなく、なんとなく決めつけて申し訳ないが、あなたの人生経験においてこれまで「カヌレ」という存在には触れる機会がなかったように思う……)
という強烈な違和感を感じた次第です。
おまえは、カヌレを知らないはずだ(断定)。
私の中では、あれは何か得体のしれない洋菓子、
として消費されたはずなんだ。
なのに、なぜ、カヌレ……。
「よくカヌレ知ってましたね」
と(まぁまぁ失礼なコメントを)返したところ、
「箱のふにゃふにゃした文字を解読したので!」
という純粋無垢な回答が返ってきたので、
(やっぱり知らなかったか……!w)
(自分が食べているものが何なのか気になって、ふにゃふにゃした文字の解読に挑んだんだな……)
と、己の自分の人を見る目に大いに自信をもった。
やはり違和感は重要だ。違和感は。
このカヌレ知ってる知らない判別能力を
他の人でも試してみたいなー、
と周囲を見回してみたところ、
ちょうど無駄話をしていた
後輩君とクワガタマニア氏が目に入ったので、
(これらもカヌレを知らない種類の人間に違いない……(確信))
とドキドキしながら問うてみると、
案の定、2人とも知らない。
(知ったかぶりたいお年頃の後輩君が、「哲学者でしたっけ!?」と口走っていたのがハイライトです)
(まあ、いそうな名前ではある)
その直後、うちの職場の文化レベルの向上を
一手に担っているバイオリニスト君がやってきたので、
(これは……確実に知っている人間……!!(確信))
ととっつかまえてみると、
なんの躊躇いもなく、さらりと
「フランスの焼き菓子ですね」
との満額回答。
さすがである。
それを見て、全力でうらやましがる後輩君。
(「僕も!それが言いたいです!!!」と騒ぐ)
(知らんがなw)
(「どうしてもリベンジしたい!」とうるさかったので、「では、ビューラーを知っているか?」と問うてみたところ、満面の笑顔で「ふらんすのやきがし……」と言いはじめたので、以後全スルーすることにしました)
(100%それ言いたいだけやんけ)
というわけで、
カヌレでひとしきり騒いでいたわけですが、
日本国内ではメジャーではないし、
みんなが好んで食べるわけでもない
洋菓子の中でも特殊な位置づけのカヌレを
知っている男性、というのは、
やはりかなり博識 or 文化レベルが高めな
気がするんですよね。
少なくとも、私の身の回りにはあまり存在しない。
なんか女性に人気のお菓子や小物など、
さらりと気の利いたものをプレゼントしてくれそうな印象だし、
適度におしゃれなお店とか知ってそうで、あこがれる。
(実際、バイオリニスト君は控えめだけどキラリと光るおしゃれ男子です)
(カヌレを知らないは知らないで、余計なものに惑わされずにとりあえず元気よく育ってそうで、それはそれで好感が持てる(フォロー))
そういや、今思い出したんですが、
あの日、ふとしたことから、その場にいたもう1人にも
同じカヌレを押し付けたのですが、
十中八九、
得体のしれない茶色い菓子として消費されただろうな……。
いつも応援いただきありがとうございます。

