ランニングとボクシングの親和性について考える

ランニングとボクシングについて、「タイトルでどっちの記事か分かるように区別する」
と言ったそばから、堂々とどっちにも分類できない話題をはじめますよ。



「どっちがメイン?」と聞かれますが、私はランナーです。
あ、ジョガーでもいい。
「美」とかつけてくれるともっといい。


ボクシングは………やってみたかったんですよね。
折しも、家から徒歩100歩くらいのところにボクシングジムができましてね。
半裸のにーちゃんたちが夜な夜な殴り合っているのが見える訳です。


うっかり私もやってみたくなった。
あしたのジョー好きだし。
ほんの、出来心で。


結局、紆余曲折あり、徒歩100歩とは別のもうちょいマイルドな雰囲気のジムに通うことになりました。
会長様の方針で、半裸のにーちゃんはいない。金髪ヤンキーもいない。

比較的女性も入りやすい雰囲気で、一部わいわいやってる若い男性諸氏もいらっしゃいますが、
基本的にマイペースで練習できる感じです。

ボクシングは、本質的にはランと同じく、個人競技なところがいいですね。
協調性ゼロなので、自分一人で黙々とできて、他人に迷惑かけない競技がいいのです。



で、ボクシングをはじめたらランニングのパフォーマンスが飛躍的に向上したんですよ。
いやまじで。誇大広告とかでなく。

フルマラソンのタイムが走れば走るだけ伸びていく。
ボクシング初めて以降、ファンランと決めた1レース以外、全てPB更新できた。
PB更新率100%。うおぅ。

それまでの3年間も、真面目に練習してなかったわけではないんですよ。
それなりにコツコツ走って、サブ4に手が届きそうな所まではきていたんです。
で、「一生に一回くらいサブ4できたらいいな~♪」と夢見ていたわけです。かわいいですね。


んで、ボクシング初めて半年後。

いきなり自己ベストを20分以上縮めて、余裕のサブ4。3時間52分(2016名古屋)。

その半年後、夏場に月間120~150kmしか走っていないにも関わらず、3時間37分(2016大阪)。

その半年後、やっと本腰入れてサブ3.5狙いの練習をして、3時間26分(2017名古屋)。


2年でゆうに40分の短縮。
周囲からは「走力バブル」と言われております。バブルて。


思い当たる節はいくつかあります。

・3分動いて1分休むというラウンド制がいい感じでインターバルトレーニングになっている。
 (特にミット打ちは自分でコントロールできないので、めちゃくちゃ心肺が追い込まれる。
  気がつくとキロ5分でぜぇはぁしなくなっていた)

・心肺はボクシングで、脚はランでと負荷を分散できた。
 (脚の故障が激減した)

・安定したパンチを打つために体幹が鍛えられた。
 (フルを走っても全然軸がぶれなくなった)

・骨盤を動かして走る、という感覚がわかった。ストライドが伸びた。
 (パンチを打つ時もかなり骨盤の回転を意識するので)

・周囲の人と比べてあまりにボクシングの出来が悪く、ストレスになって走りまくった。
 (私にはランしかない、と思った)



逆に、走っていることがボクシングの利点になっているケースもあります。

・長時間練習しても足が疲れることがない。
 (パンチを打つには足腰を使いますが、さすがに鍛えられていると会長様のお墨付き)

・心拍数が上がった後の回復が速い。
 (1分の休憩タイムでわりと回復して次ができる)

・基礎体力に自信があるので、練習していてもその点では引け目を感じない。
 (その他にできないことがありすぎるので、1つでも自信があるのはいいことだ……)



ジムの若手男性たちも走りこんだりしていますが、
やはりある程度強い意志を持った人でないとなかなか続かないようです。
そりゃ、ボクシングの練習してるより遥かに単調で退屈でしんどいわな。

その点、ランナーはもともと好き好んで走ってるので、何の抵抗もございません。
なんなら、「くっそー、ボクシング全然上手くできんかったわー……いらっとするから走るか!」くらいの勢い(私の場合)。

会長様に言わせると、苦もなく走れる、というのは大変メリットらしいです。
ま、私にはその恩恵を享受する以前に、センスやら運動神経の問題がありますが。


なんにせよ、個人的な観点では、今のところ、ランニングとボクシングを併用することによって、
大変パフォーマンスが向上しております。



ただ、これまで10分単位でPB更新してきましたが、先日の大阪では2分の更新。
いろいろと不具合はあった上でのレースでしたが、ここら辺が走力バブルの潮時かな、とも思います。

これ以上のタイム短縮を求めるのであれば、やはりランに主軸を置いた練習をすべきなのでしょう。

同居人(サブスリーランナー)に言わせると、

・月間200kmを越えることがない走行距離
・練習環境が悪い(練習会等に参加して追い込んだ練習をせず常に一人)
・食生活および健康管理が適当

この辺りを改善する必要があるそうです。


ただ、今はボクシングも楽しいので今シーズンはこの体制で行こうと思います。
マラソンもタイムを縮めるだけが楽しみ方じゃないですし。
ボクシングももうちょっと、出来るようになりたい。


私個人としては、ボクシングとランニングの親和性はかなり高いと思っていますが、
マラソンのタイム向上を考えている方で、時間的な余裕がある方は、
ボクシングに限らず他のスポーツをやってみるのも一興かと思います。



私はあくまでランナーなので、本件はランニングに分類する。
 

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プロフィール

ちまき

Author:ちまき
 
全てネットタイムで記載  
フルPB: 3:23:XX(2018名古屋)
ハーフPB: 1:36:XX(2018枚方)
10kmPB: 44:3X(2018あざいお市)


走ったり殴ったりしています。



 

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