それを見たい人間


世の中には2種類の人間がいる。
それを見たい人間と、べつに見たくない人間だ。


ある日、仕事を終えて帰ろうとしていたところ、
会社の人が

「7月24日にJRの京都線が昼から止まるから、出かける予定があるなら気をつけろ」

という話をしていたので、
私は出かける予定ナッシングの引きこもりだけど、
同じ沿線を使う可能性があるご近所さんにも
情報共有しとくか、と思ってJRのページをみたところ
なるほど、予定は3時間程度ではあるものの、
最寄り駅から大阪までは全部止まるらしい。

こりゃ大ごとだ。



不発爆弾処理による列車の運転取り止めについて



………ふ、不発弾?????


不発弾が線路のそばにあるんだ……。
どこだよそれ?場所特定されてんのかよ??

と読み進めていくと、お知らせの最後に
吹田市(ふきた、じゃなくて、すいた、ね)
へのリンクがあったのでぽちっとな。


南吹田3丁目における不発弾発見について


(「よくある質問(不発弾処理について Q&A)」という文言がちょっとおもしろかったです。よくあるて……よくはないだろうよ不発弾だぞ……)



とはいえ、簡単に場所が特定できたわけで。

不発弾ここ↓

16563351770.jpeg




うーん……これ、帰宅ランショートカットコース(全長28kmを走る気力がないときに途中で電車ワープする)の時、めっちゃそば通ってね?

場所が場所だけに、見に行こうと思えば(徒歩で)見に行けるんじゃね……??



という話を知人@非ランナーにしたところ、

「別に不発弾を見に行きたいとはまったく思わない」

とのつれない回答を得ましたが、
私は見に行きたい側の人間なんだよ。



ということで、とっとこ走るよおおおおお、ちま太郎おおおお~~~~♪♪

(職場から現地まで15kmほど(信号多数あり)なので、定時ダッシュできたとしてもそこそこの速度で走らないと日暮れ前に到着できない仕様)




で、着いた。

16557183870.jpeg


16557183970.jpeg


お、おおおおお…………。
なんか、想像していたのの3倍くらい物々しいぞ……。

そして、すぐ隣が線路。

これは……JRを止めねばならんな。
納得。

周りには道路やら民家もいっぱいあるし、
撤去までの一ヶ月強、
周辺住民の方はさぞかし落ち着かでしょうね……。


とはいえ、迅速に防護壁を作って厳重管理してるのはすごい。


この爆弾が見つかったあたりも含め、
淀川下流域周辺は大阪大空襲で激しい爆撃にさらされた地域で、
毛馬あたりには航空写真で見てもよくわかる
爆弾池と呼ばれる丸い爆撃跡地が数多くあり、
不発弾が見つかってもおかしくはないのですが。

(爆弾池も以前から自分の目で見てみたいなと思ってはいるのですが、こちらは淀川にかなり近いので、草むらを分け入らないと到達できないんじゃないか?と二の足を踏んでいます。河川内とは別の生態系ができあがってるとの噂も聞くのですが、ほんとかウソかは知らん……)

(教えて〇崎さん!!)

(〇崎さん案件かどうかは不明)



今となっては歴史の1ページになり
普段は体感するべくもない生々しい戦争の爪痕が
日常生活の中に突如出現した異形さに、
何とも言えない気持ちになりながらその場を後にしました。

最初は興味本位で見に行ったけど、
見に行ったから感じたことはあったと思う。

わかった気になるのと、
目で見て感じるものの違い、かなぁ。

私は想像力が乏しいから、
目の前にしてようやくそれを認識できる。

現在の技術をもってしても
これほど厳重に管理しなければならないものが、
雨あられのように降り注いだ時代。

おそろしいことだ。





とっとこ走って16km。

16557185030.jpeg

(たまにはランニングブログっぽい画像ものせとく)



ついでに、アサヒビール工場。

16557184930.jpeg

16557184820.jpeg


不発弾のすぐそばなのですが、
ようやく異形のものから離れられた気がして
少しほっとしました。


無事に撤去が終わりますように。


気にしたもんが負け


うおぉしまった先に書かれたorzってなったけど、自分の下書きと見比べたら、同じとこで引っ掛かってんのに全然違う方向性になっててワロタので、加筆修正なしにそのまんま公開しますね……w




先日、とある飲み会で、


「自己肯定感ってなんなん?w」


「そんなんわざわざ考えたことないしw」



と言われて、目うろこポポポポーンになった人ですこんにちは。


なるほど、改めて言われてみれば、
私はことあるごとに自己肯定感が高まるうう!
と口走っては、それを「いいこと」の代表、
錦の御旗のように掲げていたけれど、
そもそもそれ自体が
己の過剰な自意識の産物だったという話でござるか。


…………た、たしかにそうでござるな。

と、酒をかっくらいながら
しばし反芻してしまいまして。

(あ、反芻したのは酒じゃなくてセリフね)



自己肯定感を高めること自体は、
べつに悪くないとは思うわけですよ。

世間の風潮だってそうじゃないですか。

自己否定してうじうじしててもはじまらないし、
そこから派生する過度な他者への承認欲求は
しばしば鬱陶しがられる傾向がある。

それならば、自分で自分を承認してた方が
はるかにめんどくさくない人じゃないですか。

(まあ行き過ぎて人の話をきかなかったり、俺/私の正義を他人様にまで押し付けだしたら、ヤバい人認定されるわけですが)


他者に必要以上に迷惑をかけず、
(たとえそれが傍目には滑稽であろうとも)
己の持ち分に満足して、
日々を機嫌よく過ごしていられるのならば
「とてもいいこと」だと思っていたのでありますよ。




ただし、ただしだ。

黙ってやってれば、だ。


私の場合は、それを完全に内部完結させずに
ちょくちょく口に出すからタチが悪いんだな。

言われて気づいて大いに膝パーカッションだわ。

それこそ、他人にとっては100パー
知ったこっちゃない話なのに、
わざわざ引っ張り出して
勝手にイキられたって知らんがなって話で。

なんで内部完結してりゃいいことを
わざわざ表面化させたがるかっていう悪癖について
しばし考えてみたのですが、おそらく、

「私は自己を肯定しておりましてそれで充分なのでどうぞほっといてくださいませ世間一般のお代官様……(と好感度を気にして下から目線で書いては見たが、上から目線で完結に言うと「文句言うな」)」

という先手を打って
安心する気分になるからなんだろうなぁ。


他の同席者の「プライドが高い」という評価も
非常に的を射てる。

脛にたーくさん持っている傷を、
不意なところから攻撃されたくないんだ。

んで、自己肯定という名の脛あてを
ガシャガシャと身にまとって
一生懸命防御しているつもりなんだけれども
おまえ歩くたびにうっせぇわ、ってな話ですよ。

おそらく、冒頭の彼らは
なにかが不用意に脛に飛んできても
その場で黙って金属バットで打ち返すか、
あるいは脛にかみついたなにかをぶら下げたまんま
マイウェイをゴーイングするんだろうな。

てか実際にわりとゴーイングしてるしな。
このポジモン(ポジティブモンスター)どもめ……。



とはいえ、一朝一夕には
そんなすてきポジモンはゲットできんので、
せめてガシャガシャいわさないように
気をつけて往来を歩きたいものですよ。


他人にかまってくれとも言わないし
他人を攻撃するわけでもないし
自分で自分を褒められる私えらいオトナうぇい、
くらいの認識でいたけれど、
その実、漏れ出た過度な自意識を的確に指摘されると
なかなかに赤面ものでした。

……おもしろかったw


(この文章まるまるが、重装備の脛あてでないことを祈る(という鎧装着の儀w))

(ってなことを気にしだしたら、なんも書けなくなるじゃないか……そもそも自意識の産物であるこんな個人日誌でさぁ……)

(とはいえ、まぁまぁみんななにかしら赤っ恥なとこはもってるんだよこの年になってもさぁ……知らんけどさぁ……)


(あ、そういや、冒頭で加筆修正しないとか大見得切っといてあれなんですが、なんか後日談では、「そのまんまのキミでええんやでw」的なまぁまぁいい話風のニュアンスになってたけど、その場でくらったのは、「おまえめんどくせえ!!」という身も蓋もないセリフだったことだけは、この場で申し添えておきたい)



業務連絡:「今年度中」の目標があっさり達成されましためでたいw なんかご褒美クレw


リベンジ環状線一周

ことの発端は、
環状線を一周(もちろん徒歩で)すると、
約26kmらしいのですが、私が経験したそれが、
なぜか30kmを、こえていたことなんですよね。


私が経験したそれ。
約1年半前。



16557258180.jpeg

16557263930.jpeg



(30kmどころじゃなく32km……)

(初見の私が勝手に走り回ったわけではなく、以前に経験しておおよそのコースを知っている上、事前に単独での下見も実施するなど入念な準備を行った経験者についていった結果ですビビる)

(なお、私はマラニックは告知よりよぶんに走れたら得したらっきー♪、結果的に30km超えたらだぶるらっきー♪♪みたいなお花畑脳を所有しているため、事前申告26kmのコースが32kmになってもまったく一言の文句も異論もございません。ビールが美味くてらっきー♪)



とはいえ、
ちょいちょい微妙におかしなところがあるとはいえ、
地図的にはわりと環状線に沿っているように見えるし、
明確に迷った記憶もないのに、
32kmって、そんなにずれるかぁ???
いやむしろ、公称26kmがおかしいんじゃね?、と
(後日、某Mさんに26kmのガーミン履歴を見せてもらったにもかかわらず)
内心、めっちゃ疑っていたので、
この際、「単独で環状線を6回走って最短コースを極めた男」
アテンドを依頼し、自身の足で
26kmを体感してみることにした次第です。


単独で環状線を6回走って最短コースを極めた男(右)。

16557263430.jpeg

その記録は26kmどころじゃなく、25km台と聞き及ぶ。
圧倒的信頼感。

ついでに、そのわずか一週間前に
飛騨高山100kmで華麗にサブ10を決めた男でもある。
ついて行きたい背中。



しかしながら、を暇をを持て余して6回も走った勝手知ったるコースを
ただただ走って再現するだけではおもしろくないので、
当日は最距離を叩き出したアテンダーと
一駅ごとにジャンケンをして交代してもらい、
若干の(いや、かなりの)運否天賦の要素も交えつつも
あざやかに26kmを達成していただく予定だったのですが、
距離アテンダーが自宅から走って登場した段階で
既に疲れ切って先導する気をまったくなくしており、
俺はただただ着いて行きたい!と宣言したため、
距離アテンダーのみで堅実運用することになりました。

(計画がだいたい計画通りにすすまない関西人クオリティ)




スタートは福島駅だよ!

16557259010.jpeg


(肝心のスタート地点の写真がない(撮り忘れ)ので、一駅先の野田駅の写真でお送りいたします)

(関西人クオリティ)



お仕事中のランナーさん事務所に、汗だくで乱入したり(迷惑)。

16557258290.jpeg

100km完走おめでとうございます!(つよい)



奇妙な雰囲気ただようクラフトビールのお店を見つけたり。


16557258920.jpeg

興味ある方がいらっしゃいましたらお声がけください(ちょっと行きたい)



京セラドームらへんは線路を離れて
ドームに近づかないといけないのでむずい。

16557258810.jpeg



途中でハンバーガーを補給するよ(うまうま)

16557258720.jpeg

16557258510.jpeg


16557258610.jpeg

鳩の熱視線がすごい。あげないよ。



ソフトクリームも補給するよ(うまうま)。

16557258400.jpeg

絵のようにうつくしいソフトクリーム。
補給が多いが気にすんな!

(なお、この辺りで最短距離アテンダーもアテンドに飽きたのか、いつのまにか地元民にアテンドを丸投げしており、もはや当初の目的はドコイッタ状態なのですが、地元民のアテンドがおっそろしく的確で結果的に大正解でした)



ゴール地点は天満駅だよ!わーいおつかれさま!


16557259110.jpeg


とっても楽しい環状線一周でした!
みんなありがとー!!
きらきら~(おわり)




















……いや、わかるよ。
突っ込みたいことはめっちゃわかるよ。

でもまぁ、今日は終わっとこうよ。
みんなの平和のためにさ……。















……どうしても突っ込みたい?


しゃあないなぁ。
じゃあ見せるね……。



本日の結果。

環状線ほぼ一周。

福島→天満(反時計回り)

16557259720.jpeg

16557259800.jpeg



トータル走行距離26km。

やった!!念願の26kmだ!!!
きらきら~(おわり)














うん……そうだね……。

みんななんとなく想像がつくだろうけど、
残りの天満→大阪→福島間、
どう考えても3kmはあるよね……。

ってことは、今回は天満で切り上げたけど、
どう考えても一周したら
29kmにはなったよね……。

うふっ。



実は、天満駅の時点で、
既に当初告知していた26kmに到達しており、
その時点で参加者1名の人生最長走破距離が
またもや強制的に更新されていたので
(毎回のひどい所業)
全員の心の声を総合した結果、
あっさり文明の利器(電車)を
利用することとなりました。



心の声集。

距離アテンダー → 先週飛騨高山走ったからもうええわ

距離アテンダー → お家から走ってきて疲れたからもうええわ

地元民 → 最近月間走行距離100kmくらいやからもうええわ

がんばった女子 → 人生最高距離踏んだからもうええわ

私 → 前日帰宅ランしてるからもうええわ


全員 : 銭湯入ってビールだーーーー!!!

(関西人クオリティ)




いやいや。
誰も戦犯にはさせない平和的解決。
戦略的撤退、というものでございます。



電車ってすごい!
涼しい!快適!速い!
なんで我々は徒歩で環状線を一周してたんだろうね!?

16557259200.jpeg


かんぱーい!(おわり)







ちなみに、(仮想)29kmになった理由は、
一人で黙々と走っておられる時には
(次のルートを常に考えているので)
迷わず最短距離を踏めるようですが、
みんながわーわー走りながら話しかけると
ついついそっちに気を取られて
ちょくちょくアテンダーがコースロストする、
という現象が、わりと序盤から
積み重ねられたためです。

(ロストは数百メートル単位で、毎回すみやかにコース復帰はするのですが、それでも積み重なるとけっこうな単位になる模様)

(26km告知のマラニックで29kmになったら、某Mさん的には怒られ案件だと思うぞ)


マルチタスクむずい……と
ご本人は頭を抱えていらっしゃいましたが、
私が見てる限り、主に飛騨高山の話に熱が入った時に
高確率でロストしてるので、
飛騨高山がめちゃくちゃ楽しかったんだなー、
とうらやま微笑ましく思いました。

普段ちょいと斜に構えた感じなこともあるけど、
一週間たってもめちゃくちゃ楽しそうに反芻してはりまして。
来年は私も出たいぞ。


あと、桜ノ宮から京橋までの難所を
それまで地元民に丸投げしていた役割を思い出し、
息を吹き返したかのようにあざやかにクリアし、
これで俺の見せ場は終わった、とばかりに
京橋→天満間はこの日最長のロストを記録していたのも
地味におもしろかったです。



なんやかんやで、
皆様におんぶにだっこで
私は道中めっちゃ楽しかったし、
戦略的撤退のおかげで次回リベンジの名目もたったし、
俺(たち)の戦いはこれからだ!!!

(ご尽力、ご愛読ありがとうございました!!)

(未完)

(誰か26kmの環状線を私に体感させてくれ!)

(いつか山手線もやりたいなぁ……50kmになってもいいからさ……)



内容がないやつ、意味はあるやつ


とても稀有な来訪者を迎え、
ただでさえ勝手気ままな関西勢の
ヒートアップした喋りはとどまるところを知らず、
他人の話の上に我先に言いたいことをかぶせて喋りまくるわりには
実のあることは何一つ言っていない会話の応酬を聞きながら、
これはこんなんでよかったのか……と思いつつ、
でもまぁだいたいいつもこんな感じだしなまあいっか(私は楽しいし)、
と、早々に開き直ることにした次第ですが、
とはいえこんなカオスを文字にして全世界に発信するなんて
どだい無理だよなぁ、と思ったので、宴席の様子なんて書かないよ。

だって、振り返ってみても、
なにひとつ実のある話題はなかったですからね。
断言できる。


じゃあなんのためにわざわざ集まって
喋ってたんだという話ですが、
とはいえ、楽しかったし意味はあるのですよ。

来訪者が楽しかったかどうか、
ご満足であったかどうかは知る由もないのですが、
少なくとも、私はとっても楽しかったし、
全員の輪郭が数年ぶりにくっきりはっきりした。


あれだ。
会話、すなわち会って話す、っていうことを
大っぴらにはできない期間が長かったですからね。

そして、いくらブログやSNSでやりとりしていても、
やはりその人自身を相手にした時の情報量は
全く違う。

ブログほど雄弁ではないなんて、
そんなことがあるものか。

少なくとも、私はそんな人を見たことがない。
(関西人に限らず)


それこそ、喋る絶対量は多少少なかったとしても、
その場での立ち居振る舞いや笑顔だけで、
あれ?こんなにデカかったっけ?とか、
こんなにうるさ……いや、さわがし……いや、傍若無人喋りが達者だったっけ?とか、
こんなにいじられているように見えてたまに真実の一言を突いてくる人だっけ?とか、
こんなに控え目なのに絶大な安定感があったっけ?とか、
なんでこんなに会うたびに若返っているその美容法を教えろとか、
小難しいこと書いてるけど中身はわりと小5シンプルなんだなぁとか、
今まで文字だけではどれほど言葉を尽くしても感じ取れなかった
その人らしさを、存分に堪能できた時間でした。



相対して、はじめて実感できることがある。

その言葉にできないもののために、
人と生身で対面することはものすごく重要だ。

少なくとも私にとっては。


そして、それこそ、
それなりに踏み込んだ話ができるようになるなんて、
某氏も書いていたけれど少なくとも3回目以降だと思う。

最初は双方緊張しかない。
さぐりさぐりだし、自分も自分じゃないみたいだ。
2回目は、緊張感の中にも居心地のよさがあったから
もう一度会って確かめたくなる。
そして、3回目も会ってくれるなら、たぶん、
相手もそれなりに会ってもいい思ってくれてると思っていい、かな……??

もちろん初対面でも腹を割って話せる人もいるだろうけれど、
少なくとも私は1~2回目の緊張感(とそれにともなう心理的壁?)
を乗り越えてようやく、「何か」が確認できると思っているのです。

(人見知り、という人は、おそらく1~2回目の壁がとても高いものと思っているんじゃないだろうか。いや、全員壁は感じているし、みんな居心地なんていいはずがあろうはずもないので大丈夫(?)だと思う、私もこれでも人見知っている……とか書いてたら、「二度見しり」って言葉もあるらしいですね。うん、言わんとすることはわからんではないし克服法がそりゃそうだろうよ、というド正論すぎた

それが完全にできりゃあ苦労しないぜベイビー)

https://zexy.net/s/contents/lovenews/article.php?d=20220204


ということで、何が言いたいかわからなくなってきましたが、
珍しい方をお招きして、
それを口実に我々も同窓会状態でヒートアップし、
とても楽しい一夜でした。



次回は、あの一夜はひどかった、っていう話題でひとしきり飲めると思うから、河岸を変えよう全力マン。

誘われた宴席は断らない、私の好きな言葉です。


(ウルトラマンパクってたら思い出したけど、なんか映画づいてしまって、ウルトラマンに続いて、トップガン新作も見てきたよ。マーヴェリックが予想をはるかに上回るマーヴェリック具体で、観客全員の突っ込みどころを全部ふっとばしていく勢いがDon't think. Just do.でよかったです。(褒めてます))

クラフトビアライブ2022@大阪に行ってきた(後編その1)

ほっぽらかされていたビールの話をします。
(私の覚書なので、長い上に役立たずです)


16531878480.jpeg



会場につくと、検温&コロナ追跡システムのメール登録をして
手渡されたのはこちらのビールマップ。

表面には参加ブリュワリーと提供しているビールの種類と会場地図、
そして裏面には、全提供ビールの味による分布図が!!

縦軸が濃さ(下が濃い)、横軸がフルーティ(左)VS苦さ(右)でプロット。

16547339680.jpeg
(今回飲んだのが赤四角)
(ちなみに、青四角はよく飲んで味を知ってる國乃長と箕面ビールという全く個人的な比較対象)




これがめっちゃよくてねぇ。

これがなかったらブリュワリーやらビールの名前で
ついつい選んでしまいがちなところ、

「どんな味のビールが飲みたいか」

の指標になるのがとてもよかったのです。


ただ、あくまで「指標」なので、実際飲んでみると
あれ?思ったよりXXX(好きな言葉をお入れください)だな?
と思うこともあるんだけど、
それはそれでじゃあ自分が期待していたのと何が違うのか、
このビールを作った人は何をポイントにしようとしたのか、
みたいなことを改めて考えるのでよい。



ということで、記念すべき一杯目は、

VOYAGER BREWING Co.のCOPPER@和歌山  

16531877240.jpeg

16531877360.jpeg


先日、和歌山に行った際に立ち寄った醸造所併設パブで
先客だった人が家庭用クラフトビールサーバー販売業者の中の人で、
夏の休暇を利用して各地の醸造所を回っているところで、
これから行くつもりだ、と言っていた名前を思い出したので。

(ちなみに、和歌山ブログには書かなかったけど、日本酒に使う麹菌(Aspergillus oryzae)で作ってるというえらいマニアック珍しいビールで、ビールという先入観がなければ、これ?ビールか???となる不思議な、でもさわやかな中に妙な旨味のあるお味でした)


関西圏に住んでいても、和歌山の田辺まで行くのは骨が折れる。
というか、この機会だからめったに行かない
地理的条件を重視して選ぼうと思っていたのです。

4種類ほど出していた中で、
一番バランスよく味の濃そうなやつを選択。
(お店のお兄さんもイチオシしてたので)

うん、間違いなくおいしい!
よなよなエールとか、箕面ビールとか、
一般受けするとてもおいしいクラフトビールって感じだ。

これは……一杯目にかなり当たりをひいてしまったのでは……??




2杯目は、
Bluewood Brewery(ブルーウッドブリュワリー)キュウイエール@和歌山  

16547347170.jpeg

16547347350.jpeg


一発目が王道の味だったので、
2杯目はちょっと奇をてらってみたくて。

あと、やっぱりまだ自力で行きにくそうな場所にこだわっている。
和歌山は有田市ですな。

当然のことながらみかんやらシトラスなど柑橘推しでしたが、
柑橘系はまぁ、だいたい味の予想がつくので、
今まで見たことがないキウイで。

うん、キウイも酸っぱいからまぁビールに合うし、
爽やかにおいしいんだけど、
キウイかって言われるとキウイじゃなくてもいいかもしれない。

てか、私はやっぱり苦みが強くて味が濃い系のやつが好きだな!



3杯目、
曽爾高原ビール 鎧アルト@奈良

16547347490.jpeg

16547347640.jpeg


ちょっと口直しに、王道っぽいやつを。
奈良は奈良だけど、山奥だから行きにくいよね、曽爾高原。

車を持ってない私にとってはまさに陸の孤島。
いやそもそも、車で行ったら飲めないしな……。
ふるさと納税の候補にも入っていたのだ。

うんうんおいしい。

とはいえ、こういう王道おいしいビールは、
味の感想が「おいしい」になってしまって、
なかなか他のと差別化がはかれないのが難しいところだなぁ。

がんばって差を見極めるとすると、一杯目とくらべると、ちょっとパンチに欠けるかな。
なんだろ?味は苦くて好きなんだけど、香りの強さかな?

方向性は一緒だけど、1杯目のCOPPERの方が私は好みでした。

でも、強いて言えば、っていうレベル。


4杯目、
BYC Brewery まるごとお野菜しょうが@大阪 

16531877710.jpeg

16531877970.jpeg


せっかくのイベントなので、王道がおいしいと知りながらも、
やっぱりちょいひねったやつにもどうしても目が行く……。

まるごとフルーツりんご、レモン、まるごとお豆コーヒー……か。

「まるごと」っていうネーミングにも惹かれるが、
ここ、他のブースは複数人で対応していたのに、
店番(?)はお一人しかいらっしゃらず、
かつどう見てもお家のPCとプリンタで印刷したっぽいメニュー表といい、
もしかして、生産者自らが販売している超極小ブリュワリーなのでは……?

と思ったらやっぱりそうでした。 

個人的には、フルーティ系+何かのフレーバーを添加したもの、
は基本的にあまり得意ではないのですが、
こちらはえらく苦みに振り切った場所に配置されていて、
苦み+しょうがってどういうことだ???
と飲んでみたくなった次第です。

感想はねぇ……にがショウガっっっ!(まんまやんw)

がつっと苦くて、後味がめっちゃショウガなので、
私は今何を飲んでいるのか、と脳が大混乱する。

これねぇ、素材の味を生かし切っちゃいました、
っていうビールがたまにあるんだけど、
箕面ビールで飲んだコーヒースタウトもそうでしたね。
完全にコーヒーを再現しすぎてて、
つまみに頼んでた手羽先がまっっっったく合わず、
サンドイッチ頼んだらめちゃくちゃ合いましてね。
完全に、カフェで食べるサンドイッチとコーヒーになってた。
これは……ビールである必要性はあるのか??、と自問自答しつつ。
いや、全然まずくはなく、むしろめっちゃおいしいコーヒーなんですけど。

(ちなみに、ビール+コーヒーはあちこちの醸造所で出していて、一時期集中的に飲んでいたのですが、地元の國乃長は箕面ビールとは逆にコーヒーがビールに完全に負けてて、ビールとのバランスが一番いい!と思ったのは近江八幡のtwo rabbit brewingだったので、作り手の思惑によっていろんな味になってて楽しい)


で、このまるごとしょうがもそうで、
つまみにしてたチーズナンにはまぁ合わない合わない。
ビールの主張が強すぎる。

とはいえ、ちょっと忘れられないくらいのインパクトがある。
リピートするかっていうとう~~~んどうだろ?
癖にはなりそうな気はする……。

という感想のもと、お家に帰ってHPを見たら

当店のビールは「食事と合わせてじっくり飲みたい」方専用です。「のどの渇きを癒やしたい!」、「爽快なのどごしを楽しみたい!」という方には向いてませんのでご了承下さい。 

と堂々と言い切っててあっぱれ!!と思いました。

うん、完全にそういうビールになってるわ。えらい。

他のもちょっと飲んでみたくなったから、
東大阪らへんに行くついでがあったら購入してみたいな。
(醸造所では購入できず、近所の酒屋さんでの販売のようです)
やっぱまるごとお豆コーヒーかなぁ。トマトも惹かれる。



長くなりすぎたので、もう一回続きます。

それは呪いか呪いか


ビールの話はまた後でするからね。

あと、タイトルは、のろい、まじない、ね。



お友達が皆無の超絶陰キャなので、
キラッキラの大都会で構っていただけそうな方に
暴投をかましてみました。

社交辞令、私の苦手な言葉です。

我が辞書に社交辞令という文字はない。

己の迂闊な発言を心底後悔するがいい。



したら、ここ2年ほどのこのご時世じゃないですか。
そして少しだけ、ほんの少しだけ、許されるかもしれない
って雰囲気がじわじわと広まってきた
ちょうどまさにこのタイミングにおいて、
みなさんなにかしらの「理由」を探していたんでしょうね。

それがなんだっていいの。

「なにか」でありさえすればいいの。

たとえ、関西から冷めたたこ焼きが来るでって言っても
きっとホイホイ入れ食いだったと思うよあの人たち。



みんな、ものすごく会いたかったんだよお互いに。

どの2人をとっても、どの3人をとっても、
どの全員をとっても、
きっとお互いにずっと会いたかったし、
直接話したかったんだなぁ、
ということが傍目にもびしばしと感じられる人たちの集まりは、
無理やり入り込んだたこ焼き異物にとっても居心地がよくて、
そこに冷めたたこ焼きがいてもいなくても挙動不審に右往左往してても
自然に組み込んでくださってめちゃくちゃ楽しかったんだけど、
それを享受できたのは、友達がいなくて社交辞令を弁えていない
冷めたたこ焼きの特権だからひみつだよ。

ああ友達がいなくてよかった!

ってか、あの人たち、全員関西にいたらいいのに!!(日本の中心大阪で叫ぶ)


そういえば、来週は冷めたシュウマイが逆輸入されるらしいって聞いたよ。
きっと冷めたシュウマイも友達がいないんだ。知らんけど。



絵に描いたようなデキるサラリーマン風の方がいらっしゃって、やや興奮しながらも、なにかに似てるな〜?とずっと思っていたのですが、帰りの新幹線でやっと思いいたりまして、メフィラス星人@シンウルトラマンだわ。「すんごく……、私の好きな言葉です」とかってメフィラス構文……いやもうなんでもない。



で、タイトルなんですけど。

冷めたたこ焼きが、もしかしたら会えるかなぁ、
ってひそかに思ってた人がいたんですよ。

暴投を受けとってくれた人を差し置いての言い草ですが。

でも、きっとお忙しそうだし、私生活も充実してそうだし、
冷めたたこ焼きを見物しに来る理由はひとかけらもねぇな、
と思ってたんだけれども、なぜかその場にいらっしゃって、
ああ会えてよかったなぁ、呪いが現実的になったなぁ、
と勝手に腑に落ちたわけです。


もう2年以上前になるか。

彼がかけた呪いがあるんですよね。

約束なんかじゃなくてね。
そんなめんどくさく暑苦しいもんじゃなくて。

勝手にこっちがそれをよすがに
何かをするための……きっかけ?手がかり?

何かしらの、よりどころ??

釣り針???


自分でもよくわからんそれを、
呪い(のろい)かな、呪い(まじない)かな、と思いながら
2年以上、頭の片隅に置いていたんだけれども。

さて、いろいろ片付いたな、と思った春に、
さて次どうするかな、と思った時に、
まあ、かかったおまじないにのってみるか、
と勝手に思ったのでそうすることにした。


4月は250km走って、
5月は300km走ってみた。

スピードや距離も増やしても
私の体は私の期待を裏切らなかった。
もちろんさぼり倒してるわけだから元通りになんか全くできないんですけども。

それでも。

すごいな。
ここ2年間は、できると思ってやったことが
できない経験しかしてこなかったのに。


短く見積もっても3年かかる。

その間に、また状況がかわって
結局、呪いが解かれることがないエンディングかもしれないけれど
少なくとも、今、よしやるか、っていうきっかけになるのは
とてもありがたい。


いいおまじないだ。



プロフィール

ちまき

Author:ちまき
 
全てネットタイムで記載  
フルPB: 3:23:XX(2018名古屋)
ハーフPB: 1:36:XX(2018枚方)
10kmPB: 44:3X(2018あざいお市)


走ったり殴ったりしています。



 

最新記事
カテゴリ
カレンダー
05 | 2022/06 | 07
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 - -
月別アーカイブ
03  08  07  06  05  04  03  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10 
全記事表示リンク

全ての記事を表示する

検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク