不本意なる再現性
最近、足の裏を痛めているので、
数センチ程度のヒールも履けず、
もっぱらランニングシューズと健康サンダルで
過ごしているのです。
いざ、ヒール全面禁止となると、
靴箱の半分以上の靴が使えないことになって
ぴえんな日々でございます。
とはいえ、通勤や家の近所はいいとして
ちょっとしたお出かけ時にランシューと健康サンダルでは
いかがなものか、と思い、
近頃あまり履いていなかったぺたんこストラップサンダルを
引っ張り出して、家から20分ばかり歩いたところで……
左足のストラップ(足先側)がブチ切れる。
びびる。
とっさに、どこぞの100均でビーチサンダルでも買うか?
と思ったけれど、ストラップは片足に二本ついていて、
足の甲側が生き残っているので
多少足先が不安定なのを我慢すれば
歩くのに甚大な支障はないし、
お出かけ仕様の格好にビーチサンダルもちぐはぐだし、
そのまま歩行を続行することにして、
電車に乗って、降りて、
同行者と無事に落ち合ったところで、
突然の夕立&雷がどしゃー。
うひゃーうひゃ―言いながら、
お店への100m足らずを走っていたところ……
右足のストラップ(足先側)がブチ切れる。
びびり返る。
えええええ??
1本目が切れてから、小一時間だぞ?
再現性がよすぎないか???
とっさにどこぞの100均で……(以下略)
と思ったものの、
既に目的地は目の前で百均に立ち寄る余地はないし、
両足ぺたぺたペンギン状態ではあるが、
甲のストラップが残っている以上、
歩けないことはない。
(一歩進むごとにぺったんぺったん大騒ぎなので、冒頭で鼻息荒く宣言した「ちょっとしたお出かけ着」の効力など雲散霧消している)
(同行者にとってはひたすらぺたぺたうるさい珍獣でしかなく、申し訳ないことこの上ない)
(本人も、大いに不本意なのだよ……)
お店に入ればそんなことはすっかり忘れて、
(座ってるだけだから)
楽しく時間を過ごし、
帰りもまたぺったらぺったら鳴らしながら
(履物としては、既に便所サンダルよりもひどい様相ではあるが)
ほろ酔いで満ち足りた気分で最寄り駅に降り立ったところ……
左足のストラップ(甲側)がブチ切れる。
サンダル、完全崩壊。
ぎゃー。
事実である証拠に、完全崩壊した
元・サンダルをご覧ください。

ぱおん(TT)(TT)(TT)
もうここまでくるとただただ笑えるだけなのですが、
一緒に笑い飛ばしてくれる人もなく、
「ふふふ……っ」
と不気味に微笑み、
裸足でおうちへ帰りました。
それにしても、1日で3回ストラップがブチ切れるとは、
安物サンダルにしては無駄な再現性の高さよのう……。
昔、ミドリ安全(高級ブランド)の安全靴を使用していた際、
超頑丈で一生壊れないかと思いきや、
12年目にして「靴底のゴムがべろんとはがれる」という
靴の頑丈さ自体は全く損なわない壊れ方をし、
瞬間接着剤で補修した一週間後に逆の靴底が
同様にべろんとはがれたので、
さすが世界に誇るジャパニーズ工業製品、
壊れる時も限界まで耐え忍んだ挙句の再現性なのだなぁ!
と感動したのですが、
今回のサンダルも無駄に再現性が高かった。
……ZARAなのに。
(Q:ZARAとは?)
(A:ぱっと見のデザイン性にパラメータを全振りした結果、一度着たら関節を外さない限り脱げないワンピースや、袖口が完全にぬいつけられて手が出せないカーディガンや、ほつれた紐を引っ張ったら身頃が真っ二つに裂けるカットソーなど(すべて実話)を販売しているアパレルショップ)
……くそう、ZARAなのに。
いつも応援いただきありがとうございます。
数センチ程度のヒールも履けず、
もっぱらランニングシューズと健康サンダルで
過ごしているのです。
いざ、ヒール全面禁止となると、
靴箱の半分以上の靴が使えないことになって
ぴえんな日々でございます。
とはいえ、通勤や家の近所はいいとして
ちょっとしたお出かけ時にランシューと健康サンダルでは
いかがなものか、と思い、
近頃あまり履いていなかったぺたんこストラップサンダルを
引っ張り出して、家から20分ばかり歩いたところで……
左足のストラップ(足先側)がブチ切れる。
びびる。
とっさに、どこぞの100均でビーチサンダルでも買うか?
と思ったけれど、ストラップは片足に二本ついていて、
足の甲側が生き残っているので
多少足先が不安定なのを我慢すれば
歩くのに甚大な支障はないし、
お出かけ仕様の格好にビーチサンダルもちぐはぐだし、
そのまま歩行を続行することにして、
電車に乗って、降りて、
同行者と無事に落ち合ったところで、
突然の夕立&雷がどしゃー。
うひゃーうひゃ―言いながら、
お店への100m足らずを走っていたところ……
右足のストラップ(足先側)がブチ切れる。
びびり返る。
えええええ??
1本目が切れてから、小一時間だぞ?
再現性がよすぎないか???
とっさにどこぞの100均で……(以下略)
と思ったものの、
既に目的地は目の前で百均に立ち寄る余地はないし、
両足ぺたぺたペンギン状態ではあるが、
甲のストラップが残っている以上、
歩けないことはない。
(一歩進むごとにぺったんぺったん大騒ぎなので、冒頭で鼻息荒く宣言した「ちょっとしたお出かけ着」の効力など雲散霧消している)
(同行者にとってはひたすらぺたぺたうるさい珍獣でしかなく、申し訳ないことこの上ない)
(本人も、大いに不本意なのだよ……)
お店に入ればそんなことはすっかり忘れて、
(座ってるだけだから)
楽しく時間を過ごし、
帰りもまたぺったらぺったら鳴らしながら
(履物としては、既に便所サンダルよりもひどい様相ではあるが)
ほろ酔いで満ち足りた気分で最寄り駅に降り立ったところ……
左足のストラップ(甲側)がブチ切れる。
サンダル、完全崩壊。
ぎゃー。
事実である証拠に、完全崩壊した
元・サンダルをご覧ください。

ぱおん(TT)(TT)(TT)
もうここまでくるとただただ笑えるだけなのですが、
一緒に笑い飛ばしてくれる人もなく、
「ふふふ……っ」
と不気味に微笑み、
裸足でおうちへ帰りました。
それにしても、1日で3回ストラップがブチ切れるとは、
安物サンダルにしては無駄な再現性の高さよのう……。
昔、ミドリ安全(高級ブランド)の安全靴を使用していた際、
超頑丈で一生壊れないかと思いきや、
12年目にして「靴底のゴムがべろんとはがれる」という
靴の頑丈さ自体は全く損なわない壊れ方をし、
瞬間接着剤で補修した一週間後に逆の靴底が
同様にべろんとはがれたので、
さすが世界に誇るジャパニーズ工業製品、
壊れる時も限界まで耐え忍んだ挙句の再現性なのだなぁ!
と感動したのですが、
今回のサンダルも無駄に再現性が高かった。
……ZARAなのに。
(Q:ZARAとは?)
(A:ぱっと見のデザイン性にパラメータを全振りした結果、一度着たら関節を外さない限り脱げないワンピースや、袖口が完全にぬいつけられて手が出せないカーディガンや、ほつれた紐を引っ張ったら身頃が真っ二つに裂けるカットソーなど(すべて実話)を販売しているアパレルショップ)
……くそう、ZARAなのに。
いつも応援いただきありがとうございます。

