金曜の夜はひとりじめ
久々に漫画を読んで泣いてしまったので
聞いてくださいな。
最近の楽しみといえば、
金曜の帰宅ランを終えたお風呂で、
まったり浸かるためにレモン炭酸水片手に、
その週に出た新刊を堪能するよろこび。
悦……!悦です!!!
(注:漫画はほぼ全て電子書籍に移行しているので、ジップロックに突っ込んだタブレットでお風呂でも安心安全)
ってな感じで、
先週はよしながふみの「大奥」最新刊を
むふむふと楽しんでいたわけです。
全裸で。
大奥、今、ものすごい佳境に入ってるんですけど、
年に1回しか新刊が出ないから超貴重な時間で、
もう食い入るように読みふけりますよね。
この時間を邪魔するものは何人たりとも許さぬ。
ここで、よしながふみの大奥を知らない人向けに
ちょっとだけ解説なんですけど、
とある病気のせいで男性が異常に少なくなって
男女の役割が逆転してしまった江戸時代を描いた作品で、
男女逆転しているから、
将軍が女性で、大奥にいるのは男性なわけですよ。
吉宗編は、2010年に
二宮和也主演で映画化もされました。
(正直、二宮和也が水野役はちょっとイメージ違うかな、とは思いましたが、吉宗(柴咲コウ)が眼福だったでございます)
で、「大奥」というからには、
なんかドロドロの愛憎劇みたいなのを
連想されるかもしれないんですけど、
いや、確かにそういうエピソードもあるんですが、
(綱吉編とか、家斉編とか)
かなりきちんと史実を織り交ぜながら、
男女逆転である必然性も破綻させずに、
かつ、男女逆転であるがゆえの
人の心をちゃんと描いていて、
さらにそれを家光から慶喜までの
江戸幕府のほぼ全世代を通して
どの時代もゆるまずに書ききる大作!!
江戸時代なら、私でもそれなりに
流れを知っているから、
ここがこうなってるのか~、
さらに男女逆転だからこそ、
ここがこうなるわけね~~、
という楽しみ方もできる。
(ほんとはもっと知識があればもっと楽しめるはず!前にも書いたけど、教養があればあるほど文化がより深く味わえますですねぇ……歴史という科目をないがしろにしてきた自分が口惜しい(><))
なお、現在は、男女逆転の解決法も見つかり、
怒涛の如く女性優位の江戸幕府崩壊
(すなわち、男性が表舞台に立つ明治維新)
への道を突き進んでいるわけですが、
13代家定 → 女性
天璋院篤姫 → 男性
……わかる(男女逆転だからね)。
14代家茂 → 女性
和宮 → 女性
……わ か ら ね え!!!www
でも、この「わからねえ!」ところが、
今回の号泣シーンにつながったので、
この作者はガチすごいな、と思いました。
(感想の小並感)
この作者、男性を描くより、
女性を描く方が圧倒的に凄みが出るなぁ、と
以前から思っていて、
なんというか、清濁併せて「女性」を
際立たせて描くことが上手なのです。
(「濁」の場合も多いから、わりと、うへぇ……となることも多いですが。「愛すべき娘たち」おすすめ)
(BL出身で男性主体の作品が多いけど(有名なところでいうと「きのう何食べた?」とか「西洋骨董洋菓子店」とか)、男性はどれも小奇麗にまとめられてて、なーんか印象が薄いんですよね。現実感がないというか。それはそれで「きれいな世界」で好きなんですが)
いや~~~、堪能した。
まさか泣くとは思わなんだ。
全裸で。
あれだな。
私の、泣きポイントを、
超ピンポイントで突いてきた上、
女性が女性であるがゆえの強さを
見せつけられた気がしたのです。
悲しいけど、つよい。
そしてこの彼女たちの気持ちが、
次につながる。
これから、彼・彼女らが、
「徳川」に決着をつけるために、
どう動き、何を思うのか、
我々がここまで付き合ってきた
架空の、でもきちんと血の通った
「徳川の系譜」がどう幕を引かれるのか。
とりあえず1巻から通しで読み直して、
首を長~~~~くして最終巻を待つことにします。
(映画だけ見たとか、最初の方だけ読んでた、という方は、完結間近の今こそ読んでほしい逸品)
(今から着手したら、怒涛のごとく18巻まで江戸時代を駆け抜けることができるし、1年後の最終巻の発売でカタルシスを味わうこともできるので、おススメですよ!)
(そういえば、「「近いマンガ」がわかるマンガ新検索」とやらがあったので、戯れに、「大奥」を入れてみたら、第一候補に「阿・吽」(つい先日から私がドはまりしている漫画)が表示されて、ぐぬぬ機械学習やりよる……!と思いました)
(追記: これ↑、PCで見ると、真ん中らへんのリンクからPCAマップに飛んで、検索候補に入れたタイトルに類似した漫画が3Dプロットされて見えるからめちゃめちゃおもしろくて、すげー時間泥棒になるな……これを読んでる人はこれも読んでます、ってのがかなり的確に出るんだけど、データ収集の手法上、時間軸が越えられないとことか、掲載誌に若干ひっぱられるとことか興味深い)
さて。
そんな感じで全裸で変な声出して
ひとしきり泣いた後、
気を取り直すべく、
某ブロガーさん宅のハムスター動画を見て、
もっかい変な声出しました。
動画はずるいねん、動画は。
いつも応援いただきありがとうございます。
聞いてくださいな。
最近の楽しみといえば、
金曜の帰宅ランを終えたお風呂で、
まったり浸かるためにレモン炭酸水片手に、
その週に出た新刊を堪能するよろこび。
悦……!悦です!!!
(注:漫画はほぼ全て電子書籍に移行しているので、ジップロックに突っ込んだタブレットでお風呂でも安心安全)
ってな感じで、
先週はよしながふみの「大奥」最新刊を
むふむふと楽しんでいたわけです。
大奥、今、ものすごい佳境に入ってるんですけど、
年に1回しか新刊が出ないから超貴重な時間で、
もう食い入るように読みふけりますよね。
この時間を邪魔するものは何人たりとも許さぬ。
ここで、よしながふみの大奥を知らない人向けに
ちょっとだけ解説なんですけど、
とある病気のせいで男性が異常に少なくなって
男女の役割が逆転してしまった江戸時代を描いた作品で、
男女逆転しているから、
将軍が女性で、大奥にいるのは男性なわけですよ。
吉宗編は、2010年に
二宮和也主演で映画化もされました。
(正直、二宮和也が水野役はちょっとイメージ違うかな、とは思いましたが、吉宗(柴咲コウ)が眼福だったでございます)
で、「大奥」というからには、
なんかドロドロの愛憎劇みたいなのを
連想されるかもしれないんですけど、
いや、確かにそういうエピソードもあるんですが、
(綱吉編とか、家斉編とか)
かなりきちんと史実を織り交ぜながら、
男女逆転である必然性も破綻させずに、
かつ、男女逆転であるがゆえの
人の心をちゃんと描いていて、
さらにそれを家光から慶喜までの
江戸幕府のほぼ全世代を通して
どの時代もゆるまずに書ききる大作!!
江戸時代なら、私でもそれなりに
流れを知っているから、
ここがこうなってるのか~、
さらに男女逆転だからこそ、
ここがこうなるわけね~~、
という楽しみ方もできる。
(ほんとはもっと知識があればもっと楽しめるはず!前にも書いたけど、教養があればあるほど文化がより深く味わえますですねぇ……歴史という科目をないがしろにしてきた自分が口惜しい(><))
なお、現在は、男女逆転の解決法も見つかり、
怒涛の如く女性優位の江戸幕府崩壊
(すなわち、男性が表舞台に立つ明治維新)
への道を突き進んでいるわけですが、
13代家定 → 女性
天璋院篤姫 → 男性
……わかる(男女逆転だからね)。
14代家茂 → 女性
和宮 → 女性
……わ か ら ね え!!!www
でも、この「わからねえ!」ところが、
今回の号泣シーンにつながったので、
この作者はガチすごいな、と思いました。
(感想の小並感)
この作者、男性を描くより、
女性を描く方が圧倒的に凄みが出るなぁ、と
以前から思っていて、
なんというか、清濁併せて「女性」を
際立たせて描くことが上手なのです。
(「濁」の場合も多いから、わりと、うへぇ……となることも多いですが。「愛すべき娘たち」おすすめ)
(BL出身で男性主体の作品が多いけど(有名なところでいうと「きのう何食べた?」とか「西洋骨董洋菓子店」とか)、男性はどれも小奇麗にまとめられてて、なーんか印象が薄いんですよね。現実感がないというか。それはそれで「きれいな世界」で好きなんですが)
いや~~~、堪能した。
まさか泣くとは思わなんだ。
あれだな。
私の、泣きポイントを、
超ピンポイントで突いてきた上、
女性が女性であるがゆえの強さを
見せつけられた気がしたのです。
悲しいけど、つよい。
そしてこの彼女たちの気持ちが、
次につながる。
これから、彼・彼女らが、
「徳川」に決着をつけるために、
どう動き、何を思うのか、
我々がここまで付き合ってきた
架空の、でもきちんと血の通った
「徳川の系譜」がどう幕を引かれるのか。
とりあえず1巻から通しで読み直して、
首を長~~~~くして最終巻を待つことにします。
(映画だけ見たとか、最初の方だけ読んでた、という方は、完結間近の今こそ読んでほしい逸品)
(今から着手したら、怒涛のごとく18巻まで江戸時代を駆け抜けることができるし、1年後の最終巻の発売でカタルシスを味わうこともできるので、おススメですよ!)
(そういえば、「「近いマンガ」がわかるマンガ新検索」とやらがあったので、戯れに、「大奥」を入れてみたら、第一候補に「阿・吽」(つい先日から私がドはまりしている漫画)が表示されて、ぐぬぬ機械学習やりよる……!と思いました)
(追記: これ↑、PCで見ると、真ん中らへんのリンクからPCAマップに飛んで、検索候補に入れたタイトルに類似した漫画が3Dプロットされて見えるからめちゃめちゃおもしろくて、すげー時間泥棒になるな……これを読んでる人はこれも読んでます、ってのがかなり的確に出るんだけど、データ収集の手法上、時間軸が越えられないとことか、掲載誌に若干ひっぱられるとことか興味深い)
さて。
そんな感じで
ひとしきり泣いた後、
気を取り直すべく、
某ブロガーさん宅のハムスター動画を見て、
もっかい変な声出しました。
動画はずるいねん、動画は。
いつも応援いただきありがとうございます。

