3%の、その先

先日のランナーとの飲み会の投稿がA面だとすると、これはB面のお話です。


先日も書いたように、私は野良ランナーで、
一人で練習し、たまに一人で大会に出て満足する、という楽しみ方を長年続けてきました。

それで全く問題なく、楽しく走っていたのです。
自己完結した世界で、自分なりに一生懸命走っていたのです。


それはそれでとてもいいことだったのですが、俊足ランナーさん達と楽しくしゃべっている裏側で、
実は、私は、頭をぶん殴られるような衝撃を受けていました。


(ただし、これは、それまで鎖国を続けてきた国の人が、黒船を目の当たりにして
「なんじゃありゃあ!?」と大騒ぎしている状況ですので、そこんとこ、ご了承くださいね)

(普段からいろんな走力の方と交流のある方にとっては、当たり前の話なのかも、とも思います)



サブスリー達成率をご存じの方も多いでしょう。
男性ランナーの約3%です。
女性だと、3時間20分あたりが該当するでしょうか。


真面目に練習して、努力して、一般市民ランナーがたどり着ける大きな大きな目標。


私は、ただ「一生懸命」やれば達成できるとどこかで信じていたんですよ。
無意識に。
何も疑問を感じていなかった。



少し話が飛びますね。

私はボクシングもやっています。
やっています、と言えるほど上手ではなく、
まだまだ基礎のパンチの打ち方を、さんざん修正されているところです。

で、その基礎のパンチを、ものっすごい修正されるんですよ。
ジャブとストレートなんて、もうず~~~っとやってるからね。

ジムに入会して2年ちょい。
ず~~~~っと、あっちを指摘されたり、こっちを指摘されたり、
その度に今までやってきたものを全部ばらして組み立て直すこともあるし、
延々とシャドウで練習してたのに間違っていて、まじかよ!となることもちょくちょくあります。

でも言われたことを修正しないと次にいけないから、
窮屈だしなかなかうまくいかないし自分にいらいらするけど、
あの手この手で(長くなるから今回は割愛)、再現しようとしているのです。
で、たまに、横をささーっと追い抜かれては、ブログ上でやさぐれたりしていますww

でも、本当に長い時間かかって、指摘されたことができるようになると、
サンドバッグとかでものすごい音がでるんですよ。
筋力も体格も男性より劣る私でも、「女性とは思えないですね」と言われるほどの
威力が出せるようになってくる。

正しい動きってすごいなぁ!
でもそれにたどり着くのって大変~!
ボクシングって難しいなぁ~~!

と思ってたんです。

ただ相手を殴るだけならどうとでも好きなようにできるけど、
身体全てを的確に使って、地面から受けたを最大限殺さずに効率的に拳に伝える
方法を習得するのは本当に難しい。


それと比べて、マラソンは楽だわ~。
こんな大変な思いをしなくても走れるし、がんばればタイムも距離も伸びるしね!


……………え?

……………あれ?

ちょっと待てよ。

ほんとか?

それ、ほんとにほんとか?


ボクシングだって、最初は「殴るだけ」って思ってたじゃん。
すぐできそうって。
でも、全然そうじゃなかったよね?
むしろ、毎回へこむくらいできてないよね?

ランニングは誰にも指摘されてないから、できてる気になってるけど、
「最大限効率的な走り方」って、同じくらい難しいはずじゃね?
ボクシングの経験から考えると、ものっすごい試行錯誤が必要なはずじゃね?


わたしは、何か、すごく大きなことを、間違っているんじゃない……?



これ、昨年の秋頃、ちょうど大阪マラソンが終わったあたりの話です。
実は、そこから、ランニングフォームを集中して見直しはじめ、まだ継続中です。
それなりに成果はあったのですが、途中で、少し無理をして故障しました。
でも、方向性(というか意識の在り方)は間違っていないと思っています。

ボクシングでやっていることと同じ意識を、
ランニングにも本来向けなければならないはずだった。

ボクシングでは強制的にやらざるを得ない状況に追い込まれているけれど
(めっちゃダメ出しされるから)、ランニングでは、誰も指摘してくれない中、
自分の体内感覚だけを頼りに、試行錯誤して正解にたどり着かなきゃいけない。

うわ……もしかして、これめっちゃ難しいんじゃね……!?



という話を、飲み会でちらっとだけしたんですよ。

そしたら、その場の俊足ランナー達が、こともなげに言いましたよね。

「そやで」

と。

当たり前のように。
言葉を意味を一瞬で理解して。




あぁ、そうか。
この人たちは、私よりはるかに前に、
私がそれに気づかず、「一生懸命」に満足している間に、
次元の違う意識で、試行錯誤を続けていたんだな……。

その上で、3%の、その先にいるんだ。


努力の、方向性が違う。
いや、違うな。
正しい方向への努力をするために、自分で考えている。


自分が正しいのか自問自答して。
自己満足に惑わされることなく。
冷静に、客観的に、判断して、進むべき方向を修正している。
日々、それを続けて、そこにいる。


与えられたメニューを真面目にこなして、「できたー!」と満足しているだけでは、
そこへはいけないんだ。



そうやって気づいてみると、彼らの会話の端々から、違いを感じたんですよね。
フォームだけじゃなく、メニューに対する取組み方とか、練習内容の見直し方とか。

おそらく、同じような走力の人が集まっている場だったから、
彼らも会話に手加減を加えていなかったのだと思います。

あるいは、私が彼らとの間に自ら線を引いて
「あっちは速い人たちの言うことだから(私には理解できないはず)」
と思っていたら、同じ会話でも入ってくるものも違ったんじゃないかとも思う。

今思い返してみると、同居人はこれまでも、彼らと似たようなことを私の前で呟いていたけれど、
私は、「この人は速いから(常識が違う)」と思っていたから気づかなかったもの。

そうか。あなたも、その先に行こうと努力した側の人だったんだねぇ。

なんというか、出された宿題を粛々とやって、成績が上がるのを喜んでいる小学生と、
自分で志望校を決めて、得意不得意を把握して、合格のために何をするべきか
考えながら勉強している受験生くらいの違いが、そこにはあった。



とはいえ、全員が、彼らのようにすべきとも思わないし、
がんばっている全ランナーは、等しくがんばっていると思う。
ちゃんと伝わるかどうかわからないけれど、限られた一部の俊足ランナーが正しい姿で、
それ以外の取組み方を否定しているわけでは全くないのです。

みんな、それぞれにがんばっていて、みんないい。


ただ、「3%のその先」にいる人と自分との違いを、少し垣間見てしまった。


そうなりたいのか?
でもそれは楽しいことよりも、しんどいことの方が多いんじゃないか?



私はこれからどうすればいいのかなぁ。
どうしたいのかなぁ。
いや、楽しく走るのは私の方針なので、そこは絶対なんですが!




(……さんざん書きなぐった挙句、結論も出ないまま、投げっぱなしで終わるww)

(でもなんか書いておきたかったので書いた)

(いさぎわるい)


ランキングに参加しています。応援よろしくお願いいたします。
 

プロフィール

ちまき

Author:ちまき
 
全てネットタイムで記載  
フルPB: 3:23:XX(2018名古屋)
ハーフPB: 1:36:XX(2018枚方)
10kmPB: 44:3X(2018あざいお市)


走ったり殴ったりしています。



 

最新記事
カテゴリ
カレンダー
01 | 2018/02 | 03
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 - - -
月別アーカイブ
03  08  07  06  05  04  03  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10 
全記事表示リンク

全ての記事を表示する

検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク