旧北陸線トンネルマラニック(今庄~敦賀) 後編


さて本番。


日本海側とはいえ、
とりたてて大阪と緯度が違うわけでもない福井県。
暑かったですねぇ……!

山の中を通るから涼しいかな?
と思いきや、オール舗装路なので
路面的には走りやすいのですが、
まあ、照り返しで日なたはあっついあっつい。


とはいえ、早めの朝8時スタート。
(電車は始発で5時前乗車)
(ランナーの朝は早い)

メインの8~20kmあたりは、
怒涛の如くトンネルが次々と現れるし、
パーキングエリアで一休みもできるし、
まったく飽きずに27kmを走りきれたと思います。


見て!このめくるめくトンネルたちを!!

計10トンネル(+1ロックシェッド)ゲットだぜ♪


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(トンネルは雑にまとめる)



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(キラキラ写真も雑にのっける)


大喜びで見せびらかしておりますが、
正直、写真で見るより、
自分の目で、足で、肌で、
ひんやりとしたトンネルの空気や
ぎっしりと積み上げられた煉瓦の緻密さ、
出口が見えない不安をそそる長さ、
そしてトンネルの切れ目で飛び込んでくる鮮やかな風景は、
ぜひ体感していただきたいと思いました。

うん、季節はやっぱり夏がいいと思うぞ。
トンネル(のよさであるところの涼しさ)を、
思う存分味わえます。


強いて言うなら、今庄駅から
トンネル群に到達するまでの約8kmは
あまり見どころはないので、修行感あるかな。
(しかもずーっと微妙に上ってて地味しんどい)

あと、最後の樫曲トンネル以降もまた
8kmほど、なんもないので修行感があります。
(だがしかし、こちらは下り坂で地味楽)

今回は日常的にそこそこの距離を走っている
メンツぞろい(半数が100kmランナー)だったので
暑さ長さ的にはまったく心配していなかったのですが
杉津パーキングエリア以外は
自販機すらなくエスケープも困難なので
ある程度、体力・脚力に自信がある方におすすめします。


基本は一本道で迷いようがないのですが、
唯一、杉津パーキングエリアに入るところの詳細は、
グーグルマップで事前に確認してもよくわからなかったので
ここは多少ロスするかなぁ、と思っていましたが、
運よく、向かいからひとりの女性ランナーさんがやってきたので、
アプローチルートを教えていただけました。

これがなかったら、なかなかたどり着けなかったと思うので、
めちゃくちゃありがたかったです。


なお、ランナーはこのお一人しかお見掛けしませんでした。
(自転車勢は2組ほど見かけました)

走りやすくて楽しいルートだと思うのですが、
やはり場所が、ちょっと不便なんでしょうね。

あと、杉津パーキングエリアから2つ目のトンネルのみ
灯りがひとつもない真っ暗トンネルだったので、
懐中電灯は持参することをおすすめします。



なんだかんだで、わーわー言いながら
あっという間にコースを消化し、
ラストは北陸トンネルを掘っている時に
湧き出てきたという「トンネル温泉」が楽しめるお風呂へ。

36.7℃のぬるぬるアルカリ冷泉が大変気持ちよかったです。



温泉からはタクシーでばびゅんと敦賀市内に出て、
海鮮と日本酒で打ち上げをして、
敦賀駅から最寄り駅までは
乗り換えなしの1本で帰れるので最の高。
鈍行しかなかった往路と違って
復路はらくちんでいいですなぁ!
(新快速すごい)

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(念願の日本酒うまうま……)




はぁ~……夏休み遠足を満喫したわ……。


それもこれも、わけのわからん計画に
フットワーク軽く同行いただいた
ご近所様方のおかげです。

またどっか行きたいです!

(味をしめたw)

(とりあえず、今回余った1枚の青春18きっぷの使い道は、ほくほくしながら考え中です)


旧北陸線トンネルマラニック(今庄~敦賀) 前編


ことの発端は居酒屋でございます。

(だいたいいつも居酒屋が発端じゃねーか、という突っ込みは謹んで承ります)

(丁重に承った後、背後にぶん投げるわけですが)


青春18きっぷを使った行先を
あれこれと思案していたのですが、
西(赤穂)南(和歌山)に行ったからには
次は北だろう、と思いつつも、
距離や時間的に適当であろう滋賀県内の
長浜、彦根あたりはわりとちょくちょく行くエリアだし、
あまり目新しさがないなぁ、と思い
福井方面にまで足をのばすことを考えてみたものの、
さすがに福井中心部まで、日帰り往復はかなりきつい。

比較的楽に行けそうなのは敦賀なんだけども、
敦賀ってこう、周囲を山に囲まれていて、
市内だけでそれなりの距離を走ろうと思ったら
わりかし大変なんですよコース設定が。

(注:走らない、という選択肢はございません)

(知らない土地で走る=マーキング作業という認識なわけです)


敦賀市街の観光名所と思われる箇所をつなぎつつ
20km弱はまぁ、なんとかうろうろするとしても、
それ以上はいまいち見どころがなさそうだなぁ、
とブツブツ言っていたところ、
ちょうどカウンターに居合わせたよっぱr……
親切なおじさまが、

「では、あと10分くらい電車にのって、今庄に行ってみてはどうか。昔ながらの旅籠の街並みが残っていて歩くだけで楽しいし、いい感じの蕎麦屋もある。あと、うまい日本酒を作っている酒蔵もいくつかあって、(俺は)だいたいたくさんの酒瓶を持ち帰る」

とおっしゃったので、
それはよさそうだと大いに興味を惹かれた次第です。


蕎麦と日本酒!?
私の好きな言葉です!!!


自分だけだったら敦賀で力尽きて、
「今庄」なんて選択肢は一生出てこないから
物知りな人から教えてもらう醍醐味ですね。

これは何かの縁だし、
よし敦賀に加えて今庄に行くぞー。

それに、電車で10分なら、
いい感じの距離稼ぎ@徒歩にも、
なるんじゃね……?



と地図を見てみたところ、
敦賀-今庄間は、かの有名な
北陸トンネルで通しているんですね。
ほら、山だから。



それも総距離14km弱という
日本最長クラスのごっついやつだ。

これは……走れんな……(ぴえんTT)

(ちなみに、2024年に東京から延長する北陸新幹線用には、「新北陸トンネル」っつって、それと並行する新しいやつを作ってるそうです)

(北陸新幹線ができたらサンダーバードが金沢までいかなくなって敦賀で止まっちゃうらしくて、それは関西人にとっては不便だなぁ……)


とwikipediaを眺めていたのですが、
読み進むと出てきたのが

「旧北陸線トンネル群」


とやら。

ふーん、もう使われてない路線は
生活道路に転用したのかぁ。
昔ながらの、たくさんのトンネルも残っているらしい。

……いや、ちょい待て。
道路に転用!?!?


は し れ る ―――――!!(喜)



実際調べてみると、
鉄オタの方が徒歩でいった記録やら、
ユーチューバーがチャリでいった動画やらが
ちょいちょい出てくるのですが、
「マラニックをやったランナー」的な記事は
残念ながら見つからず、
とはいえ、全長30kmほどで
高低差もたいしてなさげなオール舗装路。

これは……実績は見つからんけど、確実にいけるやつじゃね……?


だがしかし、舗装路といっても
ほぼ人通りはなさそうだし
(並行してもっと走りやすい国道が通ってるので)
1kmくらいあるトンネルは
まぁまぁ不気味怖いらしいし、
(ユーチューバーが「くらぁ~~い……こわぁ~い……」ってビビりながら通ってた)
一人で行くのは何かあった時にまずい、かも。

と逡巡していたところに
たまたま某近隣住民Mさん(仮)を一本釣りして
帰り道で一杯やる機会があり、
ちょっと先の予定になりますがいかがでしょう?
とお伺いしてみたところ、ご快諾いただきまして。

うひょ!

となると、自動的にその配偶者である
遺跡柱Sさんが釣れますよね。

(以上、ここまでが、某Sさんが「なぜかわからないが参加」することになった経緯)

で、そんないい感じの餌があるのなら、
もののついでに1.9m級近隣住民を釣るのは
まぁチョロいですよね(入れ食い)。

某貴族住民は……炎天下の30kmマラニックが餌では釣れないだろうからやめとくか……。


ということで、奇遇にも(!)
最寄り駅が同じ総勢4名で、
青春18きっぷを使った遠足に行ってまいりました。



コースマップはこれね。

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(青点線が電車が通っている北陸トンネル。今回のルートは黒点線)




で、事前に参加者に共有した
魅惑のコースはこちら。


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見どころがてんこ盛りで(トンネルばっかだけど)
ものすごく楽しかったので
今後誰かの遠足のしおりでもならんかなと
掲載させていただきます。


続くよ!

目的地は大事だよ(その2)


で、もう1つの素敵温泉についても
勝手にくっちゃべりますね。



こちらの場所は、兵庫県は播州赤穂。


播州赤穂、播州赤穂か……行ったことないし、
たいがい遠いけど、ちょうどこの時は
安あがり電車移動の味方、青春18きっぷがあったのです。

播州赤穂なら、最寄り駅発の新快速に
ぼへーーーーっと乗っていれば着くから楽ちん♪

(播州赤穂まで約2時間。がんばれば日帰りで岡山も行けそうだったけど、個人的にはこのあたりが楽しく移動できる限界ですかねぇ……)

(ちなみに、片道2640円なので片道で十分元が取れるほどお得ではあります)



で、まぁ、行った先では、
例によってその辺を気ままに走り回りますよね。

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(全長23kmくらい)



赤穂といえば赤穂浪士の討ち入りですが、
私は討ち入りにさほど興味がなかったので、
まああとで体力が余ってたらでいっかー、と
赤穂城址等々の観光名所は全スルーして、
(結局、体力が余ってはなかったので行かなかった)
一駅戻った坂越(さこし)までてくてく人力で
走って行ったのですが、
この坂越が海辺の港町(?)でとっても静かで
ちょっと坂を登れば見晴らしのいい静かなお寺があったり
きらきらした海沿いの道があったり
私が行った時間にはまだ開いてなかったけど
古い街並みをリノベーションしたカフェやら
ちょっとしたおしゃれスポットもあり、
今回の道行きは、ちょっとした自分内お疲れ様会だったので
坂越の静かで明るい雰囲気をとても楽しめました。

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走り出して800mでいきなりパン屋にピットインした以外、2時間くらい誰とも会わなかったぞ……ああ癒される……。



あ、あと、距離稼ぎに
美味いと評判のジェラートを食べたりもしました。

(おまえが遠足プランを組むと、1/3は食い物屋が入っている、とのご指摘を受けましたが、だいたい合ってる)

(マラニックに、ご褒美ポイントは必要だよねええええ)


一般人なら車でしか行きたくないくらい
駅から離れた住宅街?工業地帯?に
ぽつんと出現するジェラート屋さん。

前評判通り、無駄にレベルが高くてしみいりましたよ……うまうまうまうま。
おかわりしたかった。


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で、前置きが長すぎるが、
肝心の温泉がこちらです。

赤穂温泉 絶景露天風呂の宿 銀波荘

播州赤穂駅からは4km程度。
私は走って行きましたが、駅前から路線バスも出ています。


別件で温泉旅館を探している時に偶然見つけたのですが、
ちょっとよさげな雰囲気のお宿にもかかわらず、
朝夕付きで休前日でも二万円台前半/人、となかなかリーズナブル。

日帰りで温泉に入れるならぜひ行きたい!
と足を運んだわけですが、
これがもう、めちゃくちゃよかったのよ……。


だって見てこのこれ!このお風呂!!!!


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(写真は公式サイトからお借りしました)

(背中は私ではありません)



HPで見て胸を高鳴らせていた
海にそのままつながっているかのようなインフィニティ風呂は
まさにその通りで、肩までざぶんとお湯につかると、
見渡す限り、きらきら光る瀬戸内海!

ただでさえ絶景なのに、
ぬくぬくぽかぽかのお風呂から一望できる快感、特別感。

夕日が沈む絶景時などには宿泊客で混み合うのでしょうが、
私が訪れたお昼時は、小一時間だれもいないお風呂独り占め状態で、
思わず、天国かよ……!
と声を上げてしまうほどでございましたよ。

(あああ~~~~~、3年間、しんどかったけどがんばった~~~~……お疲れじぶん~~~~~~)

(心がじゃぶじゃぶに満たされた……来てよかった……)

景色はもちろん、本当に海に近くて、
波打ち際の音も聞こえるので、
海と空との一体感がすごいのです。


事前にラインで時間を指定して予約、
制限時間は2時間まで(それ以上は延長料金)
日帰り温泉入浴料は、ちょいお高めの1800円、
というやや利用のハードルは高いのですが、
それを補って上回る、というかむしろ安いし
宿泊時間帯より人は少なくてお風呂独占できるし、
夜よりも景色はよく見えるし、
宿泊するより立ち寄り湯の方がお得感あるのでは???
と思えて、とってもおすすめです。

泊りにも行ってみたいのだけれど、
一人客は予約できなさそうなんですよねぇ……。


ただし、立ち寄り湯時間帯は、
女湯(天海の湯)は完璧なインフィニティ風呂を堪能できますが、
男湯(岩海の湯)は、海との間に、ちょっと岩っぽいものがあるようです。
とはいえ、女湯とほぼ同じロケーションなので景色は絶景(のはず)。

あと、絶景フルオープンすぎて、たまにボートが海上を通ると
これ、立ち上がったら完全に見えるだろ……とは思いました。
(淑女は海に向かって仁王立ちしないで、楚々とした風情でお湯につかろうね!!)


先日の花山温泉がインパクトの強い(ある意味人を選ぶ)強気な温泉だとしたら、
こちらは誰でも楽しめること間違いなしの、
でもちょっとそんじょそこらにはない絶景温泉。

お湯も透明で「効いてる!」感は少ないですが、
かけ流しの露天風呂は、岩肌に温泉成分がしっかり堆積していて
お湯の新鮮さも感じられました。

温泉出た後の休憩処やロビーもまた
お風呂から見た景色と同じ絶景がたのしめてよかったなぁ……。




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ちくしょう。
まんまと、上質な大人になってしまったぜ。(ぐふふふふっw)




目的地は大事だよ(その1)


ブログタイトルでは、絶賛見失ってるけどな。



引きこもってる間に、とてもよき温泉に
行ってきたので聞いてほしいです。


いやね。
ここしばらく、レース予定もないので
いまいち真面目に走る気になれず、ならず。
とはいえ、走る習慣をなくしちゃうと
また1からスタートするのはしんどいなぁ、
なんかご褒美があると走る気になるんだがなぁ、
というやる気があるんだかないんだか
わからない状態が続いておりますと
畢竟(←難しい漢字!)目的地は大事だよなぁ、
と改めて思うに至りまして。

けど、10年以上家の周りを走り回ってると
近場の魅惑的な目的地っつーのもネタ切れてきたので、
電車でいろんなところに行ってそこを起点に走り回る、
という遊びを積極的にやっております。

(家の周りはそこそこ知ってるとこばっかになって飽きてきたのにくわえ、紆余曲折を経て週に1回は完全休みとする!(そのかわり平日と、週休2日のうち1日はがっつり勉強する)というルーチンにしたのはいいが、家の周りを走っておうちに戻ると、どうにもこうにも「やらなきゃいけないこと」が気になって罪悪感ですっきりしないので、これはいっそどっかに出かけた方が気分転換になってトータルの効率が上がる、という諸々の理由の合わせ技だな)

(おかげで、遠足プランニング能力が飛躍的に向上しました)

(グーグルマップと地元の観光案内のHPで下調べをした上で、最終的に近所の某居酒屋(あそこじゃなくて、ちょっと前に某Mさんが突撃して退散してたちょっとオサレなあそこ to 市民向け情報)に行くと、酒目当てにあっちこっち足を運んでいるフッ軽おじさまと高確率で遭遇し、今度どこそこに行くつもりだ、と宣言すると、うまい酒とうまい飯の情報を、きわめて的確に提示してくれるので非常にありがたい)

(RPGの主人公を導くキーパーソンみたいな存在なので、その言葉は「お告げ」と思って恭しく承っております)




で、最近行った中でものすごくよい日帰り温泉が
2か所あったので聞いてくれ!


ひとつめ。

JR和歌山駅から徒歩2km、
南海和歌山市駅からなら徒歩5kmにある
花山温泉-薬師の湯-
(ランナーなら走っていけるね!誤差範囲だねっ!)

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なんでも、関西最強の炭酸泉だそうで。


見てこれ。
この湯の色と、温泉成分の堆積物。


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(画像はこちらからお借りしました)



一週間に一度、大掛かりな清掃作業(というか剥離作業)
をしてもこれなんだって。

すごい……わかめじゃなくて、しじみの味噌汁みたいだ……。

(↑合わせ味噌の味噌汁ではなく、赤だしの味噌汁、と言いたいのです)



実際入ってみると、40℃程度に加温されたお湯の方は
気体の飽和濃度的な関係であまり炭酸感は感じられなかったのですが、
とにかく鉄分がすごい。濃度が濃い。

うっかり顔を洗ったら、
なんとなく皮膚がピリピリする。

これは……体にとてもよいものに違いない……!!(知らんけど!)


とふむふむほうほう納得していたのですが、
横にあった源泉(加温なしで26℃くらい)に
寒いのをめーっちゃ我慢しながら入ってみると
なんだこれ……こっちの方が圧倒的に濃いやないか……!

寒いくらいぬるいのに、お湯(?)がなんか
どっしりがっつり重いぞ……なんだこれ……!?

加温の方に比べて、お湯が新鮮……???


よく見ると、壁には源泉と加温の交代浴を
全力で推している表示もあり、
タイムリミットの最後らへんにようやく
源泉に入ったことを大変後悔した次第です。

ここなら夏でものぼせずに交代浴できそうなので
もっかい夏に行ってぜひ2時間滞在コースで風呂を楽しむぞ!
と決意しました。

前情報通り、ものすごくインパクトのある温泉でよかったです。

(走ったあとに爽やかに汗を流したいランナー的にどうかは知らんが)




ちなみに、花山温泉に至るまでに
遠心力にぶん回されて走り回ったルートがこちらです。

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これでだいたい26kmくらいだったかな。


(諸事情にて温泉まではタクシー利用)

(その「諸事情」とは、上記地図の中で明らかにおかしい部分を、純度100%の興味本位で走ったがゆえに、HPを大幅に削られたためです)

(私は地図上でどうなっているか知った上で、それでも自分の目で「端っこ」「端っこ」である旨を確認し、納得したい欲丸出しで誘導していたのですが、後続者は黙々と走っている道がまさかどこにもつながっていない単なる「端っこ」であろうとは想定していなかったらしく、海の真ん中で突然途切れた「端っこ」を見てぎょっとしておられたのが非常におもしろかったです。えっと、端っこを確認したかったんだよ。超満足だよ。(私だけが))


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↑端っこへと続く道。



長くなったので「もう1つ」は次回に続きます。




Go To 高野山 with M 高野山あれこれ

高野山見どころを書こうかな、とも思ったのですが、
まぁまぁきりがないのと、
私ごときが説明せずとも、
ちょっと調べたら山のように出てくるので割愛。



個人的にふおおおおおお!(感動)となったのは、
やっぱり壇上伽藍の根本大塔かなぁ。


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密教の中心的な経典の「大日経」の世界を
絵で表したものが胎蔵曼荼羅。

(9個のマス目に区切られていて仏さまがいっぱい描いてあるやつ。ちなみに、中心から四方八方へ広がってるのは金剛界曼荼羅)

で、その両曼荼羅を3Dに起こしたのが大塔。


以前、何の知識もない時に見て、
なんだこれは?すごいな!!と
ものすごく印象に残っていたのですが、
今回改めて眼前で見ると
さらに記憶が鮮烈に上書きされまして。

壮観だな。これは。


直近で比叡山にも訪れているので、
今回は両総本山の雰囲気を
記憶が鮮明な状態で比較することができたのですが、
後世への教義の伝達、教育の場としての
色が濃く、厳粛な雰囲気のある比叡山に対して、
やはり高野山は弘法大師という一大カリスマの
思想や世界観を壮大なスケールで実現した場なのだな、と。

ここまで影響を与えうる個の力とは
どれほどのものだったのか、と
ただただ圧倒される感覚でした。



あ、あと、今回の最大萌えポイントは、
霊峰館に展示されていた

「光定(最澄の弟子)が菩薩戒を受ける許可を出した嵯峨天皇の宸翰(しんかん)」

です。


あの!1200年前の肉筆が!!
さすがに達筆!!

(嵯峨天皇は、空海・橘逸勢と並ぶ三筆の一人です。あ、全員「阿・吽」に出てきます)

何度も読みこんでいる登場人物が
実際にこの世に存在した証が目の前にあると思うと
興奮して鼻息が荒くなるわぁ!!!(オタクなので)

えむさんの手前もあり、こっそり鼻息を整えました。
全集中の鼻息。


あと、やっぱり奥の院はとてもいいですね。
非常に神秘的な雰囲気で、
散歩してるだけで心が清らかになるようですね。

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(戦国~江戸期の大名のマウンティング合戦になってる感もあるが)


なお、生身供(しょうじんぐ)の時間に合わせて行ったので、
1200年間毎日欠かさず弘法大師御廟まで運ばれている
ご飯行列も見ることができました。

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(お地蔵さんに味見をしてもらってから、御廟まで運びます。なお、精進料理ではあるものの、パスタやカレーなど現代風なメニューもあるそうです。1200年もたてば、ご飯の内容も様変わりするよねぇ……お口に合うのかな?)



ちなみに、こちらは、我々が
宿坊(櫻池院)でいただいた精進料理です。

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豪華絢爛な延暦寺会館に比べると
メニュー数は少ないものの、
味付けはこちらの方が好みで、
ものすごくおいしかったです。


あ、せっかくなので、写経もしました。
先ほどの奥の院に、
朽ち果てるまで納めていただけるそうです。

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(用紙が高野山仕様ですてき……!)

(ぎゃーてーぎゃーてーからの多画数地獄にちょっといらっとするえむさん、という珍しいものを目撃しました……)

(この写経をスケジュールに組み込んだために、お風呂の時間が綱渡り状態になったのですが(時間制で男女入れ代わりなので、逃すと1時間後になる)、お風呂タイム残り30分という時点で、両者「いける!」という女子にあるまじき判断を下してお風呂に突入しましたが、結果的に両者余裕で入浴を終えたので、トイレ早い族に加えて、お風呂早い族というアビリティも追加されました。なお、えむさんは、相当お風呂早い私よりお風呂早かった。全工程がちょっとずつ確実に早いので、トータルすごい早い。私はまだまだ甘かった……(敗者の弁))



そんなこんなでわちゃわちゃしていると、
到底1日では消化しきれず、
結局、一泊二日たっぷり使って
高野山を堪能しました。

見たいところを次々引っ張りまわしたにも関わらず、
全て快く付き合っていただいたえむさんには
感謝しかありません。

ひとりでも楽しめると思っていたけれど、
誰かと一緒なのはやっぱりすごくいい。

自分でもびっくりするほど
リラックスしてご一緒させていただきました。

楽しかった!!大満喫した!!!
ありがとうございました!m(__)m

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(そして、帰りの電車の中で、実はサトさんの身を呈したご配慮があったことを知る……浮かれている間に大変なことに……(今回は大丈夫だったようでほっとしましたが、お大事になさってください……(><))


いつも応援いただきありがとうございます。
  

Go To 高野山 with M 町石道をのぼるよ!

出発は南海電車の九度山駅。

高野山の玄関口にある山あいの町で、
弘法大師空海が、月に9度、
高野山山頂から母親のいる慈尊院まで
往復したことから名づけられた地名だそうです。

月に9度……3~4日に1回、約50kmの往復か……。
なかなかの体力だな空海上人……。


なお、関ヶ原以降、真田昌幸・幸村父子が
大阪冬の陣に出陣するまで14年間
配流されていた地でもあるので、
町全体は真田推しでした。

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(萌えキャラ真田十勇士……)


富有柿という柿が名物らしいマンホール。

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で、駅からとことこ2km弱走って、慈尊院。

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慈尊院の本堂の奥から丹生官省符神社に向かう
階段の途中に、180町目の町石が。

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この後、一町(109m)ごとにこれが建っているので、
今回はこれを逆にたどって1町目を目指します。

(さきっぽがおでんっぽい石、と評してえむさんに苦笑される)

(おでんではなく、五輪塔という地水火風空の五大を表す由緒正しき形です)




最初はややきつい勾配で、
走れるのかな……?
と不安になりましたが、
途中の六本杉以降は
ゆるやかな起伏の走れるトレイル!

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木漏れ日が降り注ぎ、
気温もちょうどよく、
めちゃくちゃ楽しい行程で、
あっという間の時間でした。


とはいえ、今回は観光目的のゆるゆる設定で、
寄り道もするし、休憩もするし、
ちょっと登りになったら、即歩くw
なので全然しんどくないので楽しいww



寄り道。
どうしても行きたかった丹生都比売神社(にうつひめじんじゃ)。

(ここに立ち寄ると、町石道から一時離脱するので、町石コンプリートはできなくなります)

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空海は、この土地を守っていた丹生都比売命から
神領である高野山を借り受けて総本山を開いたため、
山頂にもお寺と共に神社があります。

なお、丹生(にう)とは水銀産地のことで、
この水銀鉱脈の存在が、
空海の渡唐時の莫大な資金源となった説あり。

(勅命を受けて派遣された最澄と違って、空海は私費で唐に行っています)

(そのへんの一部始終も「阿・吽」読めば全部書いてあるぜ!これを読まないのは人生のひとかけらを損しているかもしれないとまで私は言う!)


歩いている分にはわりと見落とさないけれど、
走っていると2~3町石分は平気で見落とすので、
綿密にカウントダウンして見つけた100町石。

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なお、180町石をコンプリートしてる人を見つけたので、詳しくはそちらを。


小腹がすいたので矢立茶屋で焼餅!うまうま!

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ここからは少し坂がきつくなりながらも、
まだたまに走れるところもあってうれしい。



そして、最後は駄目押しの急勾配をのぼると
ばばん!と目に飛び込んでくる大門!
わーいゴールだ!!

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と思いきや、まだ8町石残ってるので
ゴールではありません……Oh……。
(あくまで本日の目的は町石道コンプなので)

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ひとしきり写真を撮ったり、
ぷらぷら高野山の町を散策しながら、
ようやっとゴールの一町石(壇上伽藍)まで。

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町石と一緒にゴール記念写真が撮れるかと思いきや、
道路から離れた柵の中にあったよママン……(TT)

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そんな楽しい楽しい町石道、
ログを見ると、
トータル5時間ちょい、移動時間は4時間ちょいだったようです。

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(細切れとはいえ、1時間も停止してなにやってたんだ……??)

(あと、私の獲得標高は、明らかにおかしい)



100mごとに特徴的な町石が建っているし、
ちょっとでも迷いそうな分岐点には
必ず親切な看板が設置されているし、
道はとてもきれいに整備されていて走りやすいし、
方向音痴でも余裕で迷わないので、
初心者にもおすすめな登山道だと思います。

ランナーにとってはまぁ余裕。
ハイカーにとっては、距離がちと長いので
そこさえクリアできれば、かな。

あと、道がよいので、
トレランシューズじゃなく
普通のランニングシューズでもいけました。
(ただし、道がぬかるんでいる場合は厳しい可能性があるので注意)


今回は、防寒着などやや重めの荷物を背負ってだったので、
身軽な時期にも、ぜひもう一回登ってみたいな。

とにかくただただ楽しいばかりでしんどさは一切なく、
終わるのがもったいない!もうちょいおかわりぃ!
と思うくらいだったので、
次はもうちょい真面目に坂も走る……予定(未定w)。


(なお、私は15Lのモンベルリュックにパンパンに荷物を詰めていて、背負っている分にはまあいいとしても、手に持つとわりとずしっとくるなぁ……と思っていたのですが、山頂についてえむさんの28Lリュックを持ってみたら、私のとは比べ物にならないずっっっっしり具合で、これ背負って後ろからひたひたついてきてたのか……えむさんすげぇ!!!と思いました)


いつも応援いただきありがとうございます。
  

Go To 高野山 with M

with M!!(イニシャルの意味……)


………ということで、
全世界のみんな、聞いてくれ!!

みんなの大天使、えむさんを独占し、
聖地・高野山に行ってきたぞ!
うらやましかろう!!!あはははは!!(ドヤァ)

(注:普段一人行動派でそこそこ、いやかなり自分勝手な自覚はありまくるので、ひとえにえむさんの適応力のたまものであることは言うまでもございません)



私が「阿・吽」という
最澄・空海を描いた漫画にドはまりしていて
このところ、手近な聖地(長岡京、乙訓寺比叡山)を
巡礼しては騒いでいるのは周知の事実(?)なのですが、
高野山はちょっと遠いのと、
ランナーたるものできれば徒歩でのぼった昔の人に
思いを馳せながら下界から駆け上がりたい
という欲求もあり、一泊二日でGoToする日程を
虎視眈々と狙っていたのです。

(のぼった後、すぐに汗を流せる場所じゃないので、汗だくになる季節を避けたくて、11月後半まで待っていた)


そんな折、ひょんなことから、
ご近所ランナーのえむさんが
興味を示してくださったので、
直近の日程で宿坊を抑えて打診してみたところ、
即座にOKのお返事が。


話がはやーーーーーい!!(嬉)


昔は、旅行好きな女友達とも
ちょくちょく遊びに出かけていたのですが、
結婚やら出産やらのお年頃になると、
さすがに構ってくれる人は激減し、
ここのところはずっと一人旅だったので、
高まるうううううう!
でも実はちょっと緊張もする!!!w


だがしかし、ここ1,2年の付き合いとはいえ、
理系&ランナー女子の特性を兼ね備えたえむさんが、
たいていのことには動じず、
一人で行動できる気概がありまくり、
かつ他人に過度に気を遣わない遣わせない
ほどよい距離感を大多数の人に均等にとれる、
というのも重々わかっていたので、
これは、私がなにかやらかす可能性は置いといて、
一泊二日一緒にいてもきっと大丈夫にちがいない。


と、安心しきって(←緊張は?w)宿坊の予約だけして
阿吽を読み直して己のテンションを高める、
高野山ガイドブックを熟読して
行きたい場所を妄想する、などと、
ただただいたずらに日々を過ごし、
結局、前々日くらいに
えむさんから問い合わされてはじめて
集合時間(めっちゃ朝早い)を伝えるていたらく。

(ひとり旅の場合、予定なぞあってなきものであり、その日の気分と体力でタイムスケジュールは常に流動しているので、事前に計画を練る、という頭がすっかり抜け落ちておりました……という、言い訳にもなってない言い訳)

(時間を気にするのがいやなので、よほどの混雑状況が予想されない限り、指定席の予約すらしないのがデフォなのですが、後日、世の中には綿密な「旅のしおり」まで作って旅行に挑む人も多数いる、という事実を知り、驚愕した)



ざっくりの予定はこうね。

一日目:
最寄り駅に集合(5時半!) → 九度山まで電車でGO(8時) → 高野山まで町石道を駆け上がーる(約5時間) → 高野山でランチ☆ → メインの壇上伽藍と霊峰館を見れたらいいな → 宿坊にチェックイン → 宿坊で精進料理(17時半) → 写経 → お風呂&就寝

二日目:
な に も き ま っ て な い


(この時点では、2日目も走るか……?かつては聖域に女性は入れなかったので周辺の祠に参拝して周ったという女人道(約20km)か、町石道をもう一度下るか、という選択肢も頭の片隅にはあったのですが、山頂の見どころの多さとお土産買いたさにあっさりやーんぴ)

(この適当きわまりない予定変更に、躊躇なく対応してくれたえむさん、すごいな……)

(ちなみに、帰宅時間もこの時点では決まっておりません!)


ということで、
次回は町石道をのぼるあたりから。


いつも応援いただきありがとうございます。
  

聖地巡礼・Go To 比叡山

先週は妙に忙しい一週間だったことに加え、
週末は近隣へGo Toしていたので、
ブログさぼりウィークでした。

とはいえ、おかげさまで、
聖地巡礼を堪能してまいりました。


今回のターゲットは比叡山延暦寺。
言わずと知れた、伝教大師・最澄がひらいた天台宗総本山。

以前訪れたのはいつだ……?
15年以上前か……。

その時は、自分の足で上るなどという発想は
微塵もなかったので、ケーブルカーだの
ロープウェイだのバスだのを駆使して参拝したのですが、
今回はその後、己の力で手に入れた機動力があるのだ。

山登りだろうが修行道だろうが、
走り回って参拝してやるぜ!

(あ、比叡山は「延暦寺」というお寺があるわけではなく、山全体が延暦寺としてたくさんのお堂が点在しており、山頂付近に「東塔」「西塔」「横川」という3つの中心エリアがあります。東塔と西塔は(一般的な)徒歩圏内ですが、横川は5kmくらい山道を歩く必要があります)


……てな感じで、1ヵ月以上前から
鼻息荒くルート計画などねりねりしていたのですが、
当日(土曜)は朝からしとしと降り続く冷たい雨。

翌日(日曜)が晴れるとわかっていたので、
急遽予定を変更して、土曜は血の涙をのみながら
坂本からケーブルカーで上がり、
(ほんとは自力で登れるんだからねっ)
根本中堂などをちょろっと見ただけで
境内にある宿坊・延暦寺会館で一泊。


自宅から比叡山近辺までは
電車で30分以内で行ける立地なので、
そもそも宿泊する必要性は全くないのですが、

・延暦寺会館宿泊者だけが、早朝の勤行に参加できる!(←主目的)

・「阿・吽」作者のおかざき真理さんが、夕方や朝の景色がすばらしく、ぜひ宿泊すべきとTwitterで書いていらした

・今なら関西圏在住者限定のお得なプランが出ている

・でもってGo Toキャンペーンでさらにお手頃価格になる
 (延暦寺会館は宿坊といえども立派なホテル並みの設備・サービスのため、普段の宿泊料金はそこそこ高い)

・単純に自粛の反動でどっかへ行きたい。泊まりたい。

という数々の条件が重なり、
念願の琵琶湖側の広い和室を予約してほくほく。

(本当は1人でしっとり宿泊予定だったのですが、急遽、同行者ができたため、空間時間を持て余すことはありませんでした)

(その話はまた後日)


宿泊日はあいにくの雨だったので、
夜景しか堪能できなかったのですが、
翌日の朝焼けを見てくれ!

刻々と表情を変える朝焼け&日の出が
部屋から見える絶景!!!

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(これを見れただけでも宿泊してよかった……)


あ、精進料理もすごい品数で、
上品な味付けで大変美味しゅうございました。
うまうまうま。

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朝の勤行は荘厳な雰囲気で厳粛な気持ちになったし、
希望者は写経や瞑想もできるし、
延暦寺会館、推せる……。


で、朝の勤行(6時半~7時半)に参加後は、
ささっと朝ごはんを食べて、
そのまま単独で宿を出発。

今日こそ走るぞー!!!

(それぞれの建築物やら見どころやら思い入れについて書いていると一生終わらないので、今回は割愛。走ったネタだけにしぼってメモしておきますが、今でも写真を見返してうっとりしております。自家発電うぇーーい)


朝早いので誰もいない
東塔・西塔エリアをじっくりと散策後、
横川まで往復13km。

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点在するお堂や玉体杉に参拝しながらだと
片道一時間強……いや、もっとか。

復路はそれなりに真面目に走ってみたところ、
ルートの半分くらいが走れるトレイルなので、
5kmを35分程度。

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ゆるやかな上下はあるものの、
走りやすいトレイルで、
きらきらした木漏れ日をあびながら
走りながらにやにやしっぱなしになる
めちゃくちゃ楽しい区間でした。


また、8時過ぎの境内は見渡す限り人がおらず、
素晴らしい建物や風景はすべて独り占め。

漫画で見たあのシーンやこのシーンに
思いをはせながらぼーっとするも、
しげしげと建築様式を眺めるも、
いい感じのアングルで写真を撮るも自由。

ああ……これぞ、思い描いていた聖地巡礼……!
気持ちがじゃぶじゃぶと満たされていく……!!



で、そうこうしてるうちに
さすがに11時くらいになると人も増えてきたので、
お昼ご飯を食べてさくっと下山。

当初、登山予定だった
京都側の修学院へ抜けるルートですが、
京都一周トレイルランのコースの一部なので、
標識がちょいちょいあって、トレラン超初心者の私でも
迷うことはなくてありがたかったです。


ただ、途中でサルに遭遇した。

目を合わせちゃいけないのは分かっていたけれど、
「あ、サル!」と思った瞬間目が合ってしまい、
うわああああ~~~!と内心ビビり返りましたが、
ささーっと横を走り抜けて事なきをえました。

見えなくなってから立ち止まって
しばし心を落ち着かせる。

サルといえども、タイマン張って勝てる気はしないぜ……。
好戦的なやつじゃなくてよかったあああ……。


で、下山は7km弱ですが、走れる箇所は皆無。
前日の雨の名残で、足元も非常に悪く、
まじめに下っても1時間20分ほどかかりました。

登りだと……一時間半強くらいでいけるかな?
どうかな?
サルと睨み合わなければいけるかな。


最終的に、京都市街で距離稼ぎして18kmほど。
トータル31kmの比叡山マラニック。
大満足いたしました。

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(最後、ゴール地点がぶっとんでますが、実際は四条烏丸でフィニッシュしています)


ただ、やはり今回は
自力で登れなかったのが心残りなので、
山道のだいたいの感じや距離感がわかったところで、
次回は紅葉シーズンあたりで

坂本→東塔→横川→東塔→修学院

の山越えルート(30km弱)か、
千日回峰行ルート(25km弱?)をねらっております。

(どっちかというと後者がやりたい)

(もっと走りたい場合は、7年目にやる京都大回りコースもあるけど、トータル84kmだからね……100日連続でやるんだよ……人間業じゃないよね……ガクブル)

千日回峰行はとんでもないものだからな。
自分の足でさわりだけでも体験できる可能性があるならば
やっておくべきだ。うむ。

(という思いつきを実現にうつせるから、ほんと、走っていてよかった……)


まあでも、次なる候補地としては
神護寺(高雄山寺)と高野山も控えてるのです。

やることがいっぱいありすぎる。

ランキングに参加しています。応援よろしくお願いいたします。
  
 

連休ダイジェスト

はにさっくは電車に乗る。

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はにさっくはにおわせ読書する。

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はにさっくは川を走る。

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はにさっくは走ったので給水。

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はにさっくは走ったのでご褒美。

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はにさっくは朝も走る(また川)。

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はにさっくは走ったので給水(飽きない)。

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はにさっくはおでんも食う。

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はにさっく、また食ってるよ(食いすぎ)(飲んでもいる)


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はにさっくはたまに風流。

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なんやかんやで、はにさっくはとてもとても満足。


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また明日から、がんばれる。


いつも応援いただきありがとうございます。
  

隙あらば、の。

さて、二週間も何をしていたかっていうと、
まぁ、世界地図(日本仕様)の右上らへんをウロウロしていたのですが、
一応仕事なので連日予定が詰まってるし、
ある程度片づけるまではこっちも緊張してるしで、
たいしておもしろいことはしてないのが口惜しい。



全く走れない前提ではありましたが、
移動日に隙あらば走るで!

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てきとーに写真を撮っても映えるし、
出張に行く直前にスマホを変えたら、
広角レンズとかついてて撮りがいがあるし、
嬉しがってあほのよーに写真を撮りまくるの図。

(ブログに載せる際には圧縮しちゃってるから、たいしてきれいに見えないだろうけど)



個人的にめっちゃ楽しみにしていた
しっぽふっさふさのリスもいました!!

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(これは拡大レンズ!三連レンズすご!!)


走ってる時のみならず、街中でふつーにウロウロしていました。
ハトと同じくらいの頻度でいるな。リス。
探すまでもなかった。


(黒いやつが多くて、灰色のやつがたまにいる)

(「fluffyなsquirrelがいたよ!あいつらめっちゃかわいいな!」、と現地人に訴えようとしたところ、「squirrel」の発音が全然認識されない件……orz)

(最終的に、「しっぽがでっかいげっ歯類(rodent)」という表現でようやくなんとか意思疎通がはかれました)

(日本人にはハードルが高すぎるぜ……squirrel……)



トロント大学は、イチョウの並木の間に、
ぴかぴかの近代的な建物と、
古い趣のある建物が点在していて、すごくよい。

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ウォーターフロントは工事中の部分も多し。

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ただ、この日の気温は1℃。
天気はいいものの、風が強かったので、
体感温度はおそらく氷点下。

かろうじて雪はまだ降っていませんでしたが、
長袖+ウィンドブレーカー+タイツの恰好だと、
ちんたら走っているだけでは(特に下半身が)全然あったまらなくて
太腿と耳がシビシビと痛かったです。

寒い……想定はしてたけど、寒いよママン!!
関西地区では、真冬でもこの装備で困ったことないのに!!

(とはいえ、今週末の北海道北部くらいの気温ですね。北海道寒い。北海道パない)


tront.jpg




おまけ。

到着した日の夜中にたたき起こされた緊急速報。

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日本だったら、こういうのはほぼ100%自然災害なのに、
物騒でビビる。

まじか!?こわっ。カナダこわ。

(寝ぼけまなこで解読してたら、途中から何書いてあるかさっっっぱりわからなくなって?????と焦ったので、言語変わる時は、できれば改行してくれい……)



2時間おきに3回くらいこれが鳴り響いいていたので、
ただでさえ寝つきが悪いのに、全然寝られなかったり、
しょっぱなにこんなのをくらったので、
日の出前日の入り後には出歩けず、
結局二週間での走行距離は、わずか20kmにとどまりました。
(ガーミンの履歴がひどいことになっていますTT)

軽々しく異国を走っているように見えるかもしれませんが、
やはり日本とは異なるし、徒歩よりも移動範囲は断然広いので、
うっかり知らずに治安の悪い箇所にも足を踏み入れないとも限らず、
自己防衛は必要と自覚しております。

ま、走りに行ったわけじゃないし、想定内想定内。


歩いてなら、全部は行けなかったであろう見どころを、
短時間でざざっと回れたので満足しました。

やっぱり機動力の面で、そこそこ走れるってのはべんり。


いつも応援いただきありがとうございます。
  


プロフィール

ちまき

Author:ちまき
 
全てネットタイムで記載  
フルPB: 3:23:XX(2018名古屋)
ハーフPB: 1:36:XX(2018枚方)
10kmPB: 44:3X(2018あざいお市)


走ったり殴ったりしています。



 

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